ザンデルリングのフランク
今日から7月。雨も降らないようなので久しぶりにバイクで出勤。途中のGSで燃料を補給し千円札で支払ったところおつりが少ない。伝票を見るとなんと1リットル183円!とうとうここまで来たか。年内に200円台突入は確実だろう。明日から自転車にすることにしよう。
ありとあらゆる物が値上がってきた。今はかろうじて踏みとどまっているが、物価上昇と、凶悪犯罪の多発による社会不安で、この国の形そのものが揺らいで来たのではなかろうか。職場では20代後半から30代の職員で心を病む者が増えてきた。
今日はクルト・ザンデルリングの指揮するフランクの交響曲を聴く。
今年東京で購入した独ヘリオドールのLPだが、原盤は旧東ドイツのドイツ・シャルプラッテン。実はCDで既にこの演奏は持っていたダブリ買い。オケはドレスデン国立歌劇場管弦楽団。
この顔ぶれとレーベル名で聴く前からどんな演奏か凡そ想像できるが、はたしてそのとおりの燻し銀のオケの響きと堅実なザンデルリングの指揮。オルガン弾きの書いた息の長い旋律を、じっくり渋く響かせたフランクの曲想にぴったりの演奏だ。
もうひとつオルガン絡みで、フランスの盲目のオルガニスト、ラングレーの自作自演アルバムからBACHの名によるコラール・プレリュード。
渋い音楽ばかり聴いた一日。
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