山田一雄の「復活」
今日も真夏日、裏山の蝉がジリジリと鳴きはじめた。いよいよ本格的な夏の到来か。夕方遠雷が轟くも雨に至らず。
今日は山田一雄の指揮するマーラーの「復活」。朝比奈隆の「千人の交響曲」と同じくタワーレコードヴィンテージコレクション中の一枚。http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1629523&GOODS_SORT_CD=102
1981年、京都市交響楽団創立25周年記念のライヴ。(わが沼響も来年は25回定演だ)。
これはLP以来待望のCDでの復活。ツボにはまった時の山田一雄の凄さを実感する名演。
時としてオケが指揮に付いていけず、腰砕けになる部分がないわけではないが。この日会場を包んだ尋常でない熱気に圧倒されるばかり。演奏者が渾然一体となり凄愴なほどに盛り上がるフィナーレ終結部は感動的だ。録音にも不満はない。
「復活」の日本初演は山田一雄だが、日本人のマーラー演奏のモニュメント的大演奏。
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