ソンドラ・ビアンカのショパン
曇り時々雨。今年も車庫の天井にツバメが巣作りをしている。蛍光灯の不安定な庇の上なので軽い振動でも落ちそうな危うい巣だが、雛も無事孵り、にぎやかになってきた。
庭先ではウグイスまで鳴いている。やがて雛たちは巣立ち、数年先に再び還って来るだろう。
今日は女流ピアニスト、ソンドラ・ビアンカの弾くショパン、「ワルツ集」を聴いた。録音はおそらく50年代末の米コンサートホールから出ていたLP。
時代を感じさせる古色蒼然たるショパンだった。テクニックは普通の水準だが、ブーニンがショパンコンクールで猛烈な速さで弾き飛ばしていたヘ長調のワルツなど悲しいほど聴き劣りがする。硬くデッドな録音もあり、素朴で甘さからは程遠いショパンとなった。
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