ヴィラ=ロボスの「カーニバルの道化師」
7月に入っての初めての休日。朝は畑に行きピーマン、さやいんげんとナスを収穫。今年はいんげんがよく取れた。上の娘は高校野球の応援に楽器を担いで出て行った。
今日はヴィラ=ロボスの作品から、「カーニバルの道化師」と「ブラジル風バッハ第3番」を聴いた。
リオのカーニバルの情景を描いたと言われる「カーニバルの道化師」は当初ピアノ曲だったのがブラジルのピアニスト、タリアフェロの助言でピアノとオーケストラの作品として生まれ変わったという。
リオのカーニバルといえばド派手なお祭りのイメージがあるが、この曲は比較的落ち着いた趣。
演奏はタリアフェロの弟子のブラジルのピアニスト、C.オールティズによるEMIのLP。伴奏はアシュケナージ指揮のニューフィルハーモニア管による演奏。アシュケナージの指揮者としての最初期の録音だったと思うが、オールティズのピアノに比べると影が薄い。
もう一枚ヴィラ=ロボスで、カポロンゴ指揮のパリ管による「ブラジル風バッハ」曲集。
パリ管の名手たちとソプラノのメスプレによるEMIのLP。カラフルで濃厚な南米の音楽。パリ管のセンスも良い名盤。
アルジェリアの指揮者カポロンゴは、ほとんどこの一枚のみで知られる指揮者。今でも現役のようだが、このままではこのアルバムのみの一発屋として終わりそうだ。
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