蘇るデニス・ブレイン
ここ数日、仕事上の大きな山を越え小康状態だったが、おいそれとは楽にさせてくれない。先週若手職員が胃に穴を開け倒れ緊急入院。これで職場の病休者は2名となってしまった。ほかに半病人若干一名。
仕事は年々増えているが、人員は削減されている。自然とひとりひとりの負担が増えて、どうしても無理がくる。ズボラな自分は、適度にガス抜きをしているのでさほど苦にならぬが、真面目な人ほど脆いようだ。こんな状況でも補充人員はそう簡単に来ない。
デニス・ブレインのすばらしいサイト(おそらく世界一の)「憧れのデニス・ブレイン」http://www.geocities.co.jp/MusicHall/1921/index.htmlを開いている夢中人さんが、個人的に復刻したCDを聴いた。
40年代のSP録音を復刻したもので、ブランデンブルク協奏曲第一番から始まり、ブラームスの合唱曲「四つの歌」、ヘンデルの序曲から「魔弾の射手」「オベロン」「ミニヨン」の各序曲というもの。
ボイド・ニールのブランデンブルクは他にCDが出ているが、他は聴いたことがない。ひとひねり効かせた多彩な選曲も面白い。
ブレインのあっけらかんとしたテクニックは、いつもながら唖然とするばかりだが、ブレインを支える他の奏者も粒ぞろいだ。
最後のフィストラーリの指揮するトーマの「ミニヨン」序曲は、曲の真価を見直すほどの名演。復刻状態も満足できるものだ。
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