ドヴォコン初見
今週は、一年以上も討議を重ねた組織の将来を左右する大きな事業の総決算。新聞報道も好意的でまずは安心。今日一日半ば虚脱状態のまま夜の練習に参加する。
楽器を車に積み込み練習会場の文化センター近くの契約駐車場に行くと、自分の契約スペースに見知らぬ車が止まっていた。大ホールで市民劇場の例会があり、満車でホール駐車場に入れぬ参加者が勝手に止めてしまったらしい。やむなく知人宅に駐車をお願いし練習会場へ急ぐ。
会場の小ホールでは、来年定期の中プロの曲「ドヴォルザークのチェロ協奏曲」の初見が始まっていた。
ウォーミングアップもせぬまま空いていた3番ホルンの席に滑り込むと、間の悪いことに第一楽章後半、シンコペーションで2オクターヴ降りる3番ホルンソロの直前ではないか。
頭では判っていても心の準備ができておらず、あえなく爆沈。しかもボケでいてin Dの譜面がまともに読めない。ほとんど譜面を追えぬままで初見はおしまい。
暗澹たる気持ちで後半はシベ2のフィナーレ。こちらはボケた頭でもなんとかなる in Fの譜面。
帰宅後聴いたのは、若い頃ラヴェルの演奏旅行に同行したフランスのヴァイオリニスト、ジノ・フランチェスカッティの弾くラロの「スペイン交響曲」。
ご近所からの頂き物の日本コロンビアの10吋盤を聴く。これは1958年発売の国内初出盤のはずだ。50年前の音盤だが盤の状態も良く、音もフランチェスカッティの美音を余すことなく捉えている。
ベートーヴェンやブラームスも皆同じように聞こえてしまうフランチェスカッティだが、このような曲だとフランチェスカッティの輝かしい美音が良く映える。この曲の古典的な名盤。
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