アルバネーゼのプッチーニ
仕事はあい変わらずの忙しさで本日も仕事。爽やかなる秋の風が唯一の救い。
木曜は二週間ぶりにオケの練習に参加した。曲は「ラ・ボエーム」の2幕と3幕で、会場は市民文化センターの狭いリハーサル室。譜面は易しいが、プッチーニ独特のテンポの揺れに幻惑され気味。登場人物を象徴するモチーフの大切さを団内指揮者のF君はしきりに説明する。
さらに今回の公演日の2月1日は、奇しくも「ラ・ボエーム」の初演日であることが判明。だからといって奇跡が起きるわけでもないのだが。多少は気合が入るというものだ。
そして金曜は、いつもの4人の定例的な飲み会。三島の割烹「はちまき」と二次会はマンションの一室のプライベートバーというもの。仕事が長引きちょいと遅刻したが、定刻15分過ぎにはいつもの顔ぶれが揃った。
今日のお酒は、蕎麦焼酎「吉兆雲海」。とりとめのない会話に4人に共通の音楽の話題を絡めながらも、するりとした飲み口に杯を重ねるペースが自然と速くなる。
二次会の早い時期に皆かなり酩酊気味。「この会も何か気の利いたネーミングが必要ね」との妙齢の美女の発案で、「次回までに山本さん考えてきてね。」ということになってしまった。(^^;
今日は下の娘の学校の文化祭。クラス対抗の合唱コンクールでは娘がピアノ伴奏を弾くことになっているという。是非聴きたいところだが、残念ながら今日の仕事は休めない。聴きに行っている家内からメールが入り。娘のクラスが優勝し、同時に最優秀伴奏者賞もいただいたとのこと。一学校内のちっぽけな賞だが自然と良い気分。親バカである。
今日聴いたのは、メトで長いこと活躍したイタリアのソプラノ歌手リチア・アルバネーゼの歌うプッチーニアリア集。
カラスやテバルディの登場とともに、次第に人気が衰えてしまったアルバネーゼだが、この得意としたプッチーニでは、幾分軽めの声質で可憐な歌唱を聴かせてくれる。
三浦環から衣装を送られたという当たり役の「蝶々夫人」、初演指揮者トスカニーニとの録音もある「ラ・ボエーム」のミミも聴き応え十分だ。米RCAのモノラルLPで、オケはペルレア指揮のRCA管弦楽団ほかによる演奏。
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