A.Jemelikのハチャトウリアン
秋晴れの爽やかなる休日。週休二日とはいえ二日連続休みが取れたのは久しぶり。家内と娘は先日自分が見に行ったフェルメール展のために朝早くから上京。娘からのメールでは開館前からチケット売り場の前には既に長蛇の列とのこと。
午前中は庭の柿を収穫。昨年は不作で今年は当たり年のはずだったが、柿の葉に黒い斑点が出ている。どうやら病気にやられたらしい。
収穫にはまだ早いが、実が割れる前に採っておくことにした。熟した実には巨大なスズメバチが張り付いてる。手で振り払いながら収穫しているうちに5匹ほどに数が増えて、自分目掛けて襲ってきた。
小学生の遠足時に、耳の中を蜂に刺されてダンボの耳になって以来、蜂はどうも苦手だ。早々に木から下りて退散。
今日はA.Jemelikの弾くハチャトウリアンのピアノ協奏曲を聴いた。カップリングされているスクリヤービンの小品数曲。
チェコのスプラフォン原盤のパーラメント盤LPで、指揮はA.Klima指揮のチェコフィル。ピアニストのJemilikについては、経歴その他よくわからない。
演奏を聴く限りでは相当なテクニシャンのようだ。多少音が暴れ気味だが、ハチャトウリアンのような曲だと曲想との相性も良く、非常に楽しめる。ピアノはおそらくチェコの名器ペトロフだろう。濡れて黒光りする独特の響きが演奏に凄みを加えている。
Klimaの伴奏も、チェコフィルの実力を十分に引き出した八方破れ的な爆裂演奏で、面白いことこの上なし。なお特殊楽器フレクサトーンは使われていない。
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