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2008年10月 3日 (金)

仙台フィル三島公演

カラッとした秋晴れの一日。湿度も低く過ごしやすくなってきた。

P1010517 今日は仙台フィルの三島公演。娘の通う高校の創設50周年行事で、主に在校生を対象とした入場無料コンサート。

平日のマチネだが今日は溜まった代休を取り、途中家内と二人で食事を取りながら会場の三島市民文化センターゆうゆうホールへと急ぐ。

吹奏楽部で指揮をやっている娘によれば、昨日は夜遅くまで団員がレッスンをしてくれたという。50周年の記念事業が、なぜ仙台フィルなのか不思議だったのだが、卒業生の一人が団員でその縁だとのこと。

曲は、大学祝典序曲、弦楽セレナードからのワルツ、ドヴォルザークのスラヴ舞曲から第7番と8番。休憩を挟んでフォーレの「ペレアスとメリザンド」からの前奏曲、ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」(1919年版)というもの。 指揮は仙台フィル副指揮者の関谷弘志。12型2管編成。

みちのくのプロオケの雄、仙台フィルの実演を聴くのは初めてだ。

正直なところ聴衆の大部分は高校生で、あまり気の乗らない音教のようなものかとあまり期待はしていなかったのだが、繊細で美しいフォーレ、在校生の放送部4人のナレーション付きの「火の鳥」の壮大さも良く出ている、丁寧に音を積み上げたきっちりした音造りのなかなか聴き応えのあるコンサートだった。

オケの水準も在京のプロオケと比べても遜色はない。

楽団のホームページを見ると、今月の定期演奏会はチェコの名匠トゥルノスキーが登場する。
http://www.sendaiphil.jp/concerts/0810/index.html
近ければ聴きに行くのだが。

P1010516 ジャケットは、トーマス・ビーチャム指揮する「大学祝典序曲」

YouTubeはMaria Mazoの弾く「火の鳥」からカッチェイの踊り、子守唄、終曲。

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コンサート感想」カテゴリの記事

コメント

山本さん、こんにちは。三島で仙台フィルですかぁ~。と思って読んでいたらそんなカラクリだったのですね。

実は今月、そのトゥルノフスキーを聴きに行くんです。このコンサートが行きたくて、そして今シーズンはシュナイトの登場などあって「完売リスク」のヘッジとして、3回チョイスできるオープン会員になっているのであります。トゥルノフスキーは群響でしか聴いたことがなくて、高崎周辺では響かないホールですから、仙台のように響くホールでの鑑賞を心待ちにしています。

地方オケ、移動音楽教室を含めてちゃんと本番を重ねているところは在京オケと引けをとらないですよ。これはきっと我が国が「音大大国」で多数の卒業生を輩出し続けており、競争が激しいことが大きいのではないでしょうか。山響もレベルが高いです。あそこは監督の飯森さんが監督らしい公演回数を振っており、その色が浸透しつつあって面白い。

ちなみに長岡~仙台はちょっぴり大旅行です。来週も仙台クラシックフェスティバルで10公演楽しんできます(元ベルリン・フィルの安永さんの公演がまだチケットが残っているのが不思議)。コストを意識して、会津若松まで自家用車。そこからパーク&ライドで「せんくら」は1泊するので高速バス(往復で5200円)、仙フィルは日帰りなのでJRのフリーパス券(2400円)利用です。節約節約。。。

ちなみに安永徹さんって、70年代に山形交響楽団でコンマス修行してたらしいですね。

投稿: ぶりちょふ | 2008年10月 4日 (土) 10時06分

ぶりちょふさん、コメントありがとうございます。

仙台フィルの演奏は、だいぶ前にBSかなにかで外山雄三さんの指揮(レスピーギだったかな)を聴いた記憶があるだけで、実演は、このような機会がなければ、おそらく聴けることがなかったと思います。

若い団員が多く水準の高さにも驚きました。
トウルノスキーも聴きたいなぁ。

仙台までは、沼津からだと新幹線を乗り継げば最短で3時間なので、その気になれば行けないこともないのですが・・・・
今はとても余裕がない、というのが正直なところです。

投稿: 山本晴望 | 2008年10月 4日 (土) 22時18分

午後の部でよかったですね。
午前は、生徒がうるさくて、オケの集中力が
なかったように思えました。
午後はさすが上級生のグループ。

とてもよい演奏が聴けました。

って、前日のリハから3回も聞いてしまい
ました。(^^;

投稿: 和尚 | 2008年10月 8日 (水) 20時58分

和尚さん、娘が大変お世話になっています。

本人が楽しみにしていた指揮体験コーナーでは、一番端の客席という不利なポジションだったので選ばれなかったようですが、仙台フィルの良い演奏が聴けたのでよかったです。

投稿: 山本晴望 | 2008年10月10日 (金) 23時51分

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