B.モリナーリの「牧神の午後への前奏曲」
出勤時に仰ぎ見た富士のお山に絵に描いたような笠雲が掛かっていた。古くからの言い伝えのとおり夕方から雨。
数日前から体調不良で注意力も散漫気味だ。職場の健康診断も尿酸値が高く要再検査となっていた。昨日のオケの練習は出ようと思えば間に合ったのだが、職場からそのまま帰宅とした。家では中間テストを控えた下の娘が、お腹の調子が悪いと青い顔をしている。家族で悪いものを食ったのだろうか。
今日は三連休を控えたハナキンと思いたいところだが、外部のお偉方の来訪有り、不意のトラブル有り、明日も出勤・・・嗚呼。
火曜日の「フェルメール展」の後、上野から御茶ノ水ディスクユニオンへ立ち寄り、400~500円箱からLP数点を購う。
マルケヴィッチがフィレンツェ5月祭管を指揮したリストの「メフィストワルツ」とシャブリエの「ポーランドの祭り」のSPからの 復刻LP、TEMPO盤。
この演奏は既に伊FONOTIPIAのCDが手元にあるが、「ローマの松」の初演者にしてドビュッシーの「喜びの島」の管弦楽編曲もある、ベルナールデイノ・モリナーリの「牧神の午後への前奏曲」がカップリングされている。これが525円とは廉かった。
イギリスの名コントラルト、カスリーン・フェリアーの放送音源からショーソンの「愛と海の詩」。1980年に発掘された個人蔵のアセテートディスクからの復刻LPで、伴奏はバルビローリ指揮のハレ管によるもの。
カップリングは電話交換手だったフェリアーを発掘したサージェント指揮とオーケストラ伴奏編曲によるブラームスの「四つの厳粛なる歌」というのも泣かせる。この編曲は、不治の病を宣告されたサージェントの一人娘パメラのためにサージェントが編んだもので、この録音はパメラの死の半年後の収録。
ワルター指揮の「大地の歌」の録音にフェリアーと共にソロを歌っていた、ユリウス・パツァークのシューベルト「美しき水車小屋の娘」プライザー原盤の日本コロンビアLP。
ルカーチ・エルヴィン指揮するハイドンの「オックスフォード」「時計」のフンガトロン盤。オケはハンガリー国立フィルハーモニック。
マウスベルガー&ライプツィヒゲヴァントハウス管によるバッハ「マタイ受難曲」全曲、オイロディスク原盤、日本コロンビアLP4枚組。
スーパーテクニックを誇る往年のピアニスト、シモン・バレルの「HMVコンプリート・レコーディングズ」Archive Piano Recordingsから出ていたLP2枚組。
プッチーニと親交のあったビーチャムの指揮による1956年で、ロス・アンヘレスとビヨルリンクの二人の名歌手を揃えたもの。オケ部分はモノラルで歌手の部分のみ2チャンネルで録音されたという異色盤。
ディスクユニオンには、オケ部分を擬似ステレオ化した国内盤CDもあったのだが、オリジナル2チャンネルテープからのリマスターだという表記に釣られて米セラフィム盤LPを購入。
沼響のHPの「ベートーヴェンの7番を聴く」に、クレンペラーがコンセルトヘボウ管を振った1951年ライヴ録音の感想をアップしました。
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