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2008年10月18日 (土)

ビーチャムのボエーム

10月も半ばを過ぎ、富士山の頂に雪が見える。今日は休日。天気も良いので、昼食後、自転車に乗り家の近くの牛臥山公園に行ってみた。

2008101813410000 この辺りは、昭和40年代のはじめまで使われていた沼津旧御用邸があり。明治、大正の頃には、大山巌や西郷従道らの明治の元勲たちの別荘が軒を連ねていた。

学習院の遊泳場もある遠浅の美しい海水浴場は、自分の子供の頃は賑わっていたが、その後水産加工工場の廃液が流れ込み、とても泳げる海ではなくなってしまった。

最近、海はかつての美しさを取り戻しつつあり、周辺も公園として整備されている。

2008101813440001 120781620346316427535 久しぶりに行ってみると、駐車場はほぼ満車状態。土曜日ということもあり、新しい公園には子供連れの若い家族とアベックが多数遊んでいる。

しばらく遊歩道を歩き、後ろを振り返ると家の裏山が良く見える。日の光を反射した駿河湾も美しい。大山巌の別荘跡地は石垣は当事のままで一面の芝生となり親子連れが遊んでいた。

今日は比較的時間があるので、来年2月公演の「ラ・ボエーム」をビーチャムの指揮で聴く。1956年録音の米セラフィムLP。声楽部のみ2チャンネル録音という変則的なものだが、音に不満は感じられない。

P1010539 ボヘミアンそのものの生涯を送ったビーチャムにとって、この曲は共感するものが大きいのだろう。溌剌とした音楽運びの中に漂う暖かさと悲哀感は、このオペラの特徴を余すことなく描き上げている。

RCAビクター管弦楽団としか表記されていないオケ。これがまた非常にうまい。実体はメトロポリタン歌劇場管だという。

そしてなによりも当事30代前半だったロス・アンヘレスの可憐なミミと、名歌手ビヨルリンクのルドルフォが実に素晴らしい。他の歌手も粒揃いの出来。

自分が今まで聴いた「ラ・ボエーム」の録音の中で、最も好きな演奏になりそうだ。

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