シュナーベルのワルトシュタイン
天気は良いが昨日来の風邪が悪化。喉の痛みと痰が絡み夕べはほとんど眠れなかった。職場でも喉の痛みに電話に出るのも億劫。
こんな時は軽い曲をとも思ったが、未聴LPの山の中で一番最初に目に付いたシュナーベルの弾くベートーヴェンを聴いた。
曲は第12番のソナタと「ワルトシュタイン」。米RCAのSP復刻モノラルLP盤。
シュナーベルのベートーヴェン全集には曲によって出来不出来のバラつきが大きいが、この演奏は良い方の最右翼。
時として技巧の点で危うげな場面がなくはないものの、速めのテンポで駆け抜ける中で、時折見せる即興的なテンポの揺れが見事に決まっている。深々としたピアノの音色も素晴らしい。
調子が良ければDANTEが復刻したCDと聴き比べるところだが、今日はこれまでとしよう。
沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」に、フルトヴェングラーのストックホルムフィルとの客演時の録音と、第2楽章のリハーサル風景の感想をアップしました。
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