「ラ・ボエーム」本日ゲネプロ
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職場の女の子が通勤の途中で弱った野鳥を拾ってきた。ウグイス色で目の周りが白く腹が黄色という今まで見たこともない野鳥。
息も絶え絶えでいまにもお陀仏寸前だ。
しばらく数人で様子を見ていたのだが、自分が半ばジョーダンのつもりで「鳥インフルエンザかもな」と呟いたとたんに皆一斉に散ってしまった。 やむなく自分が、水を入れた小皿と一緒に弱った鳥を和菓子箱のふたに乗せ、しばらく暖房の噴出し口のそばに置いといた。
すると10分ほどで鳥は息を吹き返し、目を大きく開けながらキョロキョロし始めた。どうやら寒さで凍えていただけらしい。
自分の傍にこのまま置いておくのも気が乗らないので、そーっと窓を開け外に放してやったところ、元気良く羽ばたいていったと思いきや、にわかに失速。
スーっと近くの狩野川のほとりに落ちていってしまった。
後で図鑑で調べたところキビタキに似ている。説明文によると夏の渡り鳥で、冬には東南アジアで越冬すると書いてあった。仲間とはぐれて帰りそびれたのかしらん。うーむ、ちょっと後味の悪い結末。 ヤフオクで落としたCDが届いた。マーラーの弟子ブルーノ・ワルターがコロンビアに残したマーラー録音5枚組。出品主はネット上で懇意にしている林さん。
この中の「巨人」と「復活」は高校時代に米オデッセイの廉価盤LPで聴き馴染んでいたもので、5番も2枚組のLPが手元にあるが、ステレオ再録の9番とニューヨークフィルとの4番は、今まで聴く機会がなかった。
久しぶりに原点に返ってワルターのマーラーを楽しもう。 沼響の聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」にシュミット=イッセルシュテットの演奏の感想をアップしました。
http://
YouTubeはマーラーの交響曲第4番のワルターのリハーサル。ソプラノはシュワルツコップという超貴重映像。
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よく晴れた日曜日。昨日のオケの練習が地元新聞に紹介されていた。今日も一日出勤。 今日は1982年のベルリンフィル創立百周年記念コンサートのカラヤン指揮による「エロイカ」のDVD。
これほどまでに汗だくとなり興奮しているカラヤンを見たのは初めてだ。百周年という特別な場だけに全力を出し切ったベルリンフィルの熱演ぶりも凄まじい。
コンマスは、この時点で退団していたシュヴァルベが特別参加。その隣のブランディスの弓が、あまりの激しい動きに切れて垂れ下がっている。
管楽器はオーボエのコッホ、ファゴットのピースク、クラリネットのライスター、フルートのブラウ、ホルンはザイフェルトにハウプトマンなどなど。カラヤン&ベルリンフィルの黄金時代を支えた猛者たちがずらりと並ぶのも壮観。
映像は西ドイツ放送局の収録なだけに動きも自然で、カラヤンの映像の多くにありがちな人工的なところがないのがありがたい。 続いて2002年、ラトルのベルリンフィル音楽監督就任記念演奏会のDVDから、マーラの交響曲第5番のアダージェット。
20年の歳月を経てメンバーの多くは入れ替わり、オケの楽器配置も音色ガラリと変わりまるで別のオケのようだ。女性楽員もずいぶんと増えた。
これもまた、現在のこのコンビの好調ぶりを伝える貴重なドキュメント。
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ソリストと合唱を迎え、いよいよ本格的な練習。 お昼過ぎに会場に着くと、合唱団、沼津大道芸倶楽部の人たちや市内の高校のブラスバンド隊の人たちがホール座席に集まりたいそうな賑わい。
ソリストでは、ミミ役の大貫さん、ムゼッタの安達さん、ベノアとアルチンドロ役のおなじみの初鹿野さんほかの姿も見える。
最初に完成度の低い第4幕をオケのみで練習。その後合唱団も入り、2幕、3幕と続く。
やはり歌が入ってこそのオペラだが、実際に舞台上で人を動かしてみるといろいろな問題が見えてくる。高校生扮する軍楽隊から中橋先生の指揮が見えず、全然合わなかったりしている。 だが、原語の歌唱で愛らしく聞かせる子供たち、日頃の技を披露してくれる沼津大道芸倶楽部の人々、にわか役者となり舞台を縦横に動き回る合唱団の人々。
アマチュアならではのぎこちなさが笑いを誘う場面もあるが、音楽を心から楽しんでいて皆の表情は実に楽しそう。
ロドルフォ役の水船さんが本日不在のため、副指揮者の飯塚さんがにわかロドルフォ役となったが、これがなかなかのもの。うまくいくとソリストさんたちの喝采を受けていた。
自分は舞台に気を取られるあまり、しばしば迷子となり視線が譜面上を彷徨うこと数度、反省。
オペラは楽しいなぁ・・
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本日外部組織のお偉方8人を引き連れての静岡出張。幸い体調も回復し、日程は全て予定どおりに完了、90%雨の天気予報も外れてまずはめでたし。5時過ぎに職場に帰り雑務を片付ける。順調に行ったとはいえ、やはり疲れた。9時前には帰宅。
今日はラロの4番目のヴァイオリン協奏曲であるロシア協奏曲を聴いた。
2番目のヴァイオリン協奏曲だったスペイン交響曲の大当たりを受けて作曲された、ノルウェー幻想曲に続くお国物シリーズの一連の作品。 演奏はアメリカのヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチのヴァイオリンにフロマン指揮ルクセンブルク放送管というもので、VOXから出ていたピアノ協奏曲やチェロ協奏曲を含むラロの協奏曲の大部分を収録したLP3枚組から。
疲れた頭で聴いたためもあるが、全然つまらない凡作。やはり二番目のドジョウは居なかったということか。 このままでは眠れないので、ヘブラーの弾くモーツァルトを聴く。
60年代にフィリップスへ録音されたヘブラーの古い方の全集から、K.330と309の二つのピアノソナタ。
ベーゼンドルファーのピアノを美しく鳴らした平明にして清楚な心癒されるモーツァルトの音楽。
YouTubeはルーマニアのシルヴィア・マルコヴィチの弾くスペイン交響曲
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曇り夜から雨。昨晩は、黒人初の米大統領という歴史的イベント、オバマの大統領就任式などを途中まで見ていて夜更かししてしまった。
朝の民放ニュースで紹介された国会の予算審議の模様では、首相と野党の長老議員が漢字の読みかたの応酬をやっていた。この番組は、有名キャスターが過度に面白おかしく取り上げすぎる傾向はあるものの、二人の国会議員の次元の低いやりとりを見ているうちに情けなくなってきた。
若き大国のリーダーに比べ、わが国の首相のなんとも見劣りがすることよ。 今日はチェコの指揮者カレル・シェイナがチェコフィルを振ったフランクを聴いた。曲は交響詩「呪われた狩人」。
チェコ・スプラフォンのモノラル10吋盤で、カップリングはデユカスの「魔法使いの弟子」というもの。
チェコフィルの首席コントラバス奏者から指揮者に転じたシェイナは、ターリッヒ、クーベリック、アンチェル時代のチェコフィルの全盛期を副指揮者としてチェコフィルの土台を下から支え続けた影の功労者だった。
嚠喨と吹き鳴らす冒頭のホルンの深い響きに続くフルオーケストラの壮大な響き。
このフランクは、シェイナが歴代の首席指揮者たちに引けを取らない名指揮者だったことを証明する大変な名演だ。
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昨日からどうも体がだるい。多少熱もあるようだ。身の回りにインフルエンザが流行り始めた。予防接種は受けているが油断はできない。今週は明日から連日大きな仕事が控えているために絶対に休むわけにはいかないのだ。
さらに土曜は、「ラ・ボエーム」の合唱と歌手との合わせが待っている。なんとか週末まで体を持たせたい。
今日は、今回の音楽監督である三枝成彰先生の音楽を聴いた。
三枝先生は、NHKの大河ドラマの音楽や、アニメ「機動戦士ガンダム」の音楽なども書いているが、本職であるシリアスな音楽でも80年代以前の作品は比較的知られていないように思う。 今日聴いたのは1989年に発売された「三枝成彰の音楽」というCDで、27才の時の作品「6声のためのマドリガル」に始まり1988年の「パーカション88」までの室内楽作品5曲を集めたアルバム。
いわば90年代以降の調性の有る美しい音楽に回帰する以前の前衛バリバリだった頃の作品群。
前衛とはいえ、ある種の叙情性と親しみやすさも感じられ、笙とシンセサイザーとパーカションによる「笙83」の透明な美しさには心惹かれる。
「6声のマドリガル」の指揮は、1991年から5年間沼響を振っていただいた小出雄聖先生が振っている。今、初めて気がついた。サインを貰っておけば良かった。 沼響のHPのききくらべ「ベートーヴェンの7番を聴く」にジョルジェスクがチェコフィルを振った演奏の感想をアップしました。
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曇り夜になり雨、今日は珍しく家族全員が揃っている日曜ということで、朝早く起きて井田の菜の花祭りでも行こうと思ったのだが、http://
今日は、ポーランドの女流フェリシア・ブルメンタールの弾くラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。 ブルメンタールの同曲は2つの録音がある。まず聴いたのは仏TRIANONの10吋LPで、J.ジャルディーノ指揮コロンヌ管によるモノラル録音。
力強い打鍵でバリバリ弾きこなしている男性的な演奏。
いわゆるテクニシャンではないが、勢いと生々しい艶かしさが共存す不思議な魅力が漂う。 VOXへの再録音はギーレン指揮のウィーン・プロムジカ管。こちらはステレオ録音。この演奏はNAXOSでネット上から視聴ができる。http://
手持ちは米盤LPで家庭用の教材レコードのようだ。カップリングがヨハノス指揮のダラス響によるラフマニノフのシンフォニックダンスとヴォカリーズ。
演奏の本質に変化はない。だが使用ピアノが明らかに違う。ステレオ録音の華麗な音はスタインウェイのようだが、仏盤は重心の低い黒光りするような艶のある音。どこのピアノだろうか
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寒さは変わらぬが、日照時間が多少長くなった。「冬来たりならば、春遠からじ」・・・・と仕事もそうあって欲しいところだが今日も出勤。 今日はウェーバーの宗教曲を2曲。ミサ曲第2番「魔弾の射手」ミサにオフォルトリウム「In die solemniatis vestrae」のカップリングで、Ernst Ehret指揮のミュンヘンの聖ミカエル教会のオーケストラと合唱団とによる独シュヴァンのLP。
ウェーバーの宗教音楽はあまり聴いたことがないが、ウェーバーのオペラには合唱が実に効果的に使われている。オペラにこれほど多くの合唱が使われたのはウエーバーが最初だろう。宗教曲を含むかなりの数の合唱曲も書いているようだ。
ウェーバーの代表作、歌劇「魔弾の射手」の名を冠したこのミサ曲第2番だが聴いた感じでは「魔弾の射手」の素材がどこに使われているのかよくわからない。
(アンサンブル金沢のCDではミサ曲第1番となっているが、この前に青年時代に書かれたミサ曲がある)
ほぼ同時期に作曲された、ベートーヴェンの「ミサ・ソレニムス」の威容に比ぶべくもないが、ほのかに初期ロマン派の香り漂う、素朴で飾らない敬虔な祈りの感じられる佳品だ。
沼響のHPの聴き比べ「ベートーヴェンの7番を聴く」に、大ニキシュの弟子、ルーマニアの指揮者 ジョルジュ・ジョルジェスクの演奏の感想をアップしました。
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寒風吹きすさぶ毎日。今週もようやく終わるが仕事は高値安定。オケの練習にも出れたし8時前には帰れているのでよしとしよう。 今日はシベリウス。フィンランドの指揮者ハンニカイネン指揮シンフォニア・オブ・ロンドンの「カレリア」組曲。残された録音が少ない中でのハンイカイネンの貴重なシベリウスのステレオ録音だ。手持ちは「北欧の叙情シリーズ」 国内盤CD.カップリングは交響曲第5番。
オケは編成が小さく、弦楽器はかなり薄い響きだが鄙びた響きの管楽器がローカルな味わいを出していて良い演奏だ。この演奏の有名な第3曲「行進曲風に」中間部のファゴットの刻みがなんとも純朴で、聴くたびにジーンと来てしまう。
同じ「カレリア」を現代音楽の紹介で名高いドイツの指揮者ハンス・ロスバウト指揮ベルリンフィルの演奏で聴く。
ドイツグラモフォンへのモノラル録音。この演奏は10吋盤で出たきりだ長らく廃盤だったが、DGオリジナルスからCD化されていた。
手持ちは10吋の国内初出盤とオリジナルスのCD。
こちらはハンニカイネンとは全く違うタイプの端正にして緻密なシベリウス。引き締まったベルリンフィルの音がなんとも素晴らしい。「行進曲風に」が5分以上の長大な演奏でこれほどゆっくりな演奏は他にない。
オリジナルスのCDには、「フインランディア」「悲しきワルツ」「トクオネラの白鳥」「タピオラ」などがカップリングされている。
中でも青白き炎が闇の中でチロチロ燃えるような「悲しきワルツ」が印象深い。速いテンポで、純度の高い氷のような演奏だ。
「悲しきワルツ」の最後の弦楽四重奏の和音が静かに静かに消えた後に、次の「トウオネラの白鳥」のチェロとコントラバスの和音がスーッと入ってくるところなどすごい。
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来月に迫った「ラ・ボエーム」の練習は今日も含め、あと4回。
オケのみの練習は今日が最後ということで、仕事を早めに切り上げ文化センター大ホールに直行。
オケの響きはだいぶ整ってきた。が、いろいろと考えさせられる練習だった。 中橋先生の棒は、今まではオペラに慣れないオケに合わせてくれた部分が多かったのだが、次回からいよいよ歌手との本格的な合わせということで、今日は完全に本番の棒に切り替えている。
いわば、どのような間とテンポで歌うか予測がつかない歌手にオケが即応できるように、即興的な変化をつけている棒だ。
ところが、オケはいつものペースで進めていくものだから、先生の棒とどうも噛み合わない。状況が良くわからないまま、飛び出したり、遅れたりの続出となった。プッチーニはこれだから難しい。
大部分の団員は、何故このような混乱が起こるのかが理解ができないようだ。いずれ歌手が入る次回の練習で気づくのだろう。 帰宅後聴いたのは、グレン・グールドが大きな影響を受けたというロザリン・トゥーレックの弾く平均率クラヴィア曲集から数曲。
VAIから出ているCD。自由にテンポを揺らしたロマンティックなバッハ。
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この寒さで、自転車通勤はしばらくのお休み。正月休みに食べ過ぎたこともあり一時減った体重は再び上昇中。
HMVからCDが届いた。今回は日本コロンビアのオイロディスク・ヴィンテージコレクションを集中的に購入。
中でもドイツのヴァイオリニスト、ラインハルト・バルヒェットは待望の復活だ。
他にはルードウィヒのブラームスやチャイコフスキー、ケルテスのハイドンなどなど。
http://
そして、ヴァシャーリの弾くラフマニノフのピアノ協奏曲全集やオーマンディーの「シェエラザード」のDVD。
オーマンディーは、20年ほど前にNHK総合で深夜に放送されたものと同じ演奏だ。
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底冷えのする日が続く。我が家は築80年だったりするので(多少リフォームはしているが)風の強い日は、どこからともなく隙間風が部屋に侵入して来る。各部屋にストーヴがあるので、暖房代もバカにならない。
昨日の成人の日は出勤し、ご近所の葬式のため休んでしまった先週の金曜日の分の仕事の帳尻を合わせておく。
今年の新成人の人たちが生まれたのはバブルの絶頂期。物心がついた時にはバブル崩壊の真っ只中で、成人となった時には100年に一度とまで言われている大不況というツイていない世代だが、テレビのインタビューに応える若者の声を聞くと比較的しっかりしているようにも見える。
20年前に成人を迎え、フリーターとしてバブルの繁栄を謳歌していた人々は今どのような人生を歩んでいるのだろうか。
今日はUnited Archiveから出ていたのセルのブラームスを聴く。
曲は交響曲第一番とハイドンの主題による変奏曲。1957年と1955年のステレオ録音のEPIC原盤のCD。
セルは両曲とも再録音を残していて、一般にはそちらの方が有名だが、厳格な練習で知られたセルの恐ろしさが、そのまま演奏となったような旧録音も捨て難い。
ステレオテイクでは初登場と聞く。LPを模した真っ黒なCDも珍しい。
沼響HPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」に、ケンペンの演奏の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/beet7.cgi
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本日、娘二人の管打楽器アンサンブルコンテスト本番当日。
既に東部予選を通過した下の娘は静岡市でおこなわれる県大会出場のため早朝6時に学校集合。おかげでこちらも5時に起こされ、学校まで送るはめになった。上の娘は東部大会予選で、こちらの会場は沼津市民文化センター。
どちらも聞いてやりたいところだが体は一つ。結局静岡の方は家内が行き、沼津は自分が行くことにした。
朝から出勤し仕事を片付けながら、娘の出番の時間をねらって職場から抜け出しコンテスト会場へ直行する。プログラムを見ると出場校は全部で65校、全部を仕事として聞かなければならない審査員の先生方、ご苦労さんです。
自分は娘の出る前後の10数校の演奏を聴いたが、自分が出ていた時代に比べて編成も曲も実にバラエティに富んでいる。クラリネット、アルトサックスに金管3本によるレスピーギなど、意表をついた編成がなかなかどうして面白い。
娘の曲はダンツィの木管五重奏曲作品56-2。高校生が演奏するにはなかなかの難曲。
練習を始めた頃に、我が家で五人の演奏を一度見てやったことがあるが、とても聞けたものではなかった。
その後練習を積み重ね、見違えるほどよくなった。結果は銀賞だったが高校生でこれだけまとめればたいしたものだ。娘のホルンも多少のミスはあったものの及第点。(ちょいと甘いか)
聴いた中では、県立冨士高のバリチューバ四重奏がいつまでも聴いていたいと思わせる秀逸な出来。
そして夜の8時過ぎに下の娘が静岡から帰ってきた。実際に聴いて一足先に帰ってきた家内の話では、どの学校も水準が高くとても無理、という話だったが、学校まで迎えに行き、迎えた娘の第一声が「金賞だった!」の一言。
東海大会出場でない、いわゆるダメ金だが、指導者の力が大きいとはいえ、今までの努力が報われたということか。 落ち着いてから聴いたのは、独アルヒーヴから出ていたLPの「ロココ時代の舞曲集」
大バッハの息子C.P.E.バッハやラモーの舞曲を集めた、俗世間を超越した優雅な貴族たちの舞曲集。 演奏はメルクス合奏団。
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本日は通常の土曜日休日ということで午前中は畑作業。今年はブロッコリーも大根も良く取れた。畑の隅のレモンは手付かずのまま。 午後はNHKBS2で放送される競技かるた55期名人戦の生中継を観戦。
昨年、お会いする機会があった西郷直樹名人の史上初の11連覇達成がかかっているとあれば見なければならぬ。
対戦相手は阪大医学部在学中の新進気鋭の岸田五段。非常に手強い相手だ。
先に3勝した方が勝者となるわけだが、初戦を苦手とする名人は4枚の僅差で敗退。第ニ戦目は勝ったものの油断はできない。休憩時間の合間にチラっと写った親しい仲間である西郷名人のご家族の表情も険しい。
続く第三戦は歴史に残る名勝負となった。若さでぐいぐいと押してくる岸田5段は勢いに乗り名人大苦戦。しかし相手の猛攻をじっと耐えていた百戦錬磨の名人は相手のちょっとした隙を見逃さなかった。ドタンバの終盤で相手のミスを誘い大逆転。凄い勝負だった。ゲストのサッカー解説者の中西哲生も興奮気味。
続く第四線は、相手の思考パターンを見切った名人が相手を圧倒しているうちに、4時間以上に渡った生中継は午後6時で放送終了となってしまった。
あぁ!あと少しなのに。
その後ダイジェストの放送があり、前人未到の11年連覇を達成した、にこやかに淡々と語る試合後の名人の姿を見ることができた。
おめでとう!
http://
今日聴いたのは、チェリビダッケ時代のシュトゥットガルト放送響の首席奏者だったアルミン・ロジンの吹くトロンボーン協奏曲集から、ミヒャエル・ハイドンのアルトトロンボーンとホルンのための協奏曲ほか。
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今日は、近所のおばぁさんのお葬式の手伝いのため休暇を取る。天気予報では雪だったが、雪は降らず冷たい雨の一日となった。
農家のため自宅の葬儀となり、自分はビニールハウス内に設けられた記帳所で受付のお仕事。ハウス内は暖房も効き意外と快適。
ところが、葬式の時に冷たい雨に耐えかねた参列者のお年寄り多数が中に入ってきて身動きできない混雑となってしまった。
60数年前に故人が嫁入りした日は2.26事件の当日で、ちょうどこんな冷たい雨の日だったという話を隣に来た老人に何度も聞かされ閉口する。今日の東京も雪。 帰宅後、絶滅していたチェンバロを現代に復活させた功労者ワンダ・ランドフスカ女史の弾くハイドンを聴く。
「アンダンテと変奏」「ピアノソナタ第34番」の2曲で、1956,57年のRCAへの録音。
手持ちは「10人の偉大なピアニストたち」という国内盤LPセット物。
ここで女史はピアノを弾いている。
ランドフスカと言えば、魔法使いのおばぁさんのような風貌で大昔の演奏家というイメージが強いが、比較的最近の人だ。
この録音は最晩年のものだが、枯れた演奏ではなく、淡々とした中に暖かでロマンティック、不思議な色気が漂う素敵な演奏だ。
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ここ数日急速に冷えてきた。寒波到来か? 明日の予報は雪80%。昨日近所で不幸があり、明日は葬式の受付を屋外でしなければならない。
仕事は、年明け早々波乱の幕開けとなり、本日相手方の担当、上司そのまた上のお偉方を呼び、細部の事情聴取と対策会議。
紆余曲折はあったものの、こちらとしては最良の方針が確定する。 もともと鈍感な自分は、これで楽観的な気分となり夜はオケの初練習に参加。
小ホールで中橋先生を迎えての練習だが、どうも弦楽器の参加が少ない。オケのみの練習は今日と来週の2回のみなのだが。
帰宅後は、コーガンのブラームスのヴァイオリンソナタ第1番、第2番を聴く。
昨年御茶ノ水ディスクユニオンでおまけにもらったLP.モノラルながら録音も良くコーガンの張りの有る音が楽しめる。
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昨日から新たな年の仕事が始まった。職場で新年の挨拶を済ませた後は、そのまま日常の仕事モードに入り正月気分は過去のもの、とはいえ昨日は定時帰宅。
ところが、本日驚天動地の事件発生!
昨年進めてきた大きなプロジェクトも12月には、大方の目処が立ち、新鮮な気分で新年を迎えたつもりだったが、甘かった。
本日、契約していた業者の担当が、お偉方を伴い新年の挨拶に来たその舌の根も乾かぬうちに、お詫びの言葉を聞かされることになった。
納入した物の中に不良品のロットが混入していたため、全てやり直さなければならなくなったとの言葉に愕然。少なくとも昨年9月から12月まで完了していた部分は全てやり直しとなってしまった。
当方の予定も大幅に狂い、今後どのような影響が出るかわからなくなってしまった。 こんな日は何も聴く気にはならないが、音楽部屋の未聴棚で目に入ったプレヴィンの指揮するベルリオーズ序曲集のLPを取り出し、A面、B面も確認せずに針を下ろす。
耳に飛び込んできたのはB面の最初の曲、序曲「海賊」。
狂ったように始まり轟然と鳴り響くオケの響きにベルリオーズの狂気が次第に自分に乗り移ってくるようだ。
世俗の事など、もうどうでも良くなってきた。
沼響のHPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」にハンス・ロスバウトの演奏の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/beet7.cgi
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年に一度のまとまった休みは本日でジ・エンド。今年は庭の柑橘系の果実がたいそうな豊作。
今日は朝から脚立を取り出し、檸檬とネーブルを時に木に上りながらダンボールで5箱ほど収穫する。暮れには蜜柑も沢山取れた。こんなときに限って、親戚や知人から蜜柑を何箱か頂いたりする。朝晩欠かさず生ジュースとして飲んでいるが、とても消費が追いつかない。
今日はイギリスの指揮者ユージン・グーセンスの指揮で、レスピーギの「ローマの祭り」を聴いた。
米EVEREST原盤の手持ちは、サージェントの「ローマの松」、「ローマの噴水」とカップリングの日本コロンビア盤LP。
この演奏は密かに初演者トスカニーニと並ぶ名演だと思っている。リズムの切れ良さ、オケの輝かしくも豪快な鳴りっぷりが実に見事。ロンドン響の管楽器奏者の名人芸にも舌を巻く。サージェントの演奏ともども大オルガンの轟然たる響きもゴキゲンだ。
35ミリマグネティックフィルムの録音も非常に良い。この演奏は米EVERESTからCDも出ていたが現在廃盤。
もう一枚グーセンスのEVEREST録音で、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第2番」から「カイピラの小さな列車」を聴く。こちらは米EVERESTのLP.
同じ蒸気機関車を題材にしたオネゲルの「パシフィック231」が、重厚な鋼鉄の列車を彷彿させるのに対して、こちらは南米の山奥の小さな鉄道をトコトコ走る軽便列車。
シャカシャコ・シャカシャコと聞こえるギロの音が生々しい。
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風もなくよく晴れた一日。このような日に家でゴロゴロしていてもなぁ、ということで、家族を連れ、買い物ついでに函南町柏谷の国指定遺跡の横穴群を見に寄ってみた。
6世紀から8世紀はじめにかけてのいわゆる「柏谷の百穴」と呼ばれた横穴古墳群。
遺跡は古代の森と称し、史跡公園として整備され、竪穴住居や高床式倉庫も復元されていた。
いわば古代の巨大な共同墓地で、使用されていた当時は不気味な光景だったろうが、千数百年を経過した現在、小さな水車の回るせせらぎにカワセミが飛び、幼い子供たちを連れた家族連れで賑わっている。
そのまま近くの天一ラーメンで遅いお昼を取る。http:// 今日は軽く華やかな曲が聴きたくなった。
レコード棚から取り出したのはバレェ音楽のスペシャリスト、ロバート・アーヴィング指揮の小品集で、英EMIのモノラルLP.オケはフィルハーモニア管。
曲は「メリー・ウィドゥのワルツ」、マクダウェルの「野ばらに寄せて」、バッハの「アリア」、ワルトトィフェルの「スケーターズワルツ」などなど。
編曲はオーストラリアの作曲者、ドン・バンクス。これが実によく出来ていて、チェンバロとオケによる「熊蜂の飛行」など、はじめシンセサイザーかと思って度肝を抜かれた。名手ジョージ・マルコムのチェンバロも非常にうまい。ジプシー風の民族色を前面に出したブラームスの「ハンガリー舞曲第一番」の編曲も秀逸。
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元日は朝から冷えこみ、庭先のバケツで初氷を観測。
今日は弟家族と昼食の後、親戚を回り家内の実家で岳父と杯を交わしながらの夕食。正月からいろいろと食べ過ぎた。 その後家に帰るついでに三島大社へ初詣のいつもの元日のパターン。
夜8時過ぎということもあり、屋台の多くは店じまいをしていたが、元日ということでそれなりの人出だった。 普段クラシック音楽に興味のない中学生の甥が「流浪の民」が聴きたいと言い出し、ホルスト・ノイマン指揮のライプツィヒ放送合唱団による「シューマン合唱曲集」を聴いた。
80年代初めに出ていたドイツシャルプラッテンのCD。
シューマンの合唱曲を聴くのは久しぶりだ。ホルンとフルートの伴奏でしみじみ聴かせる「小舟にて」や、オーケストラとオルガンを伴う堂々たるモテットなど、ドイツロマン派の王道を行く傑作の数々。
2009年は元日から渋い曲を聴くはめになった。
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