ランドフスカのハイドン
今日は、近所のおばぁさんのお葬式の手伝いのため休暇を取る。天気予報では雪だったが、雪は降らず冷たい雨の一日となった。
農家のため自宅の葬儀となり、自分はビニールハウス内に設けられた記帳所で受付のお仕事。ハウス内は暖房も効き意外と快適。
ところが、葬式の時に冷たい雨に耐えかねた参列者のお年寄り多数が中に入ってきて身動きできない混雑となってしまった。
60数年前に故人が嫁入りした日は2.26事件の当日で、ちょうどこんな冷たい雨の日だったという話を隣に来た老人に何度も聞かされ閉口する。今日の東京も雪。 帰宅後、絶滅していたチェンバロを現代に復活させた功労者ワンダ・ランドフスカ女史の弾くハイドンを聴く。
「アンダンテと変奏」「ピアノソナタ第34番」の2曲で、1956,57年のRCAへの録音。
手持ちは「10人の偉大なピアニストたち」という国内盤LPセット物。
ここで女史はピアノを弾いている。
ランドフスカと言えば、魔法使いのおばぁさんのような風貌で大昔の演奏家というイメージが強いが、比較的最近の人だ。
この録音は最晩年のものだが、枯れた演奏ではなく、淡々とした中に暖かでロマンティック、不思議な色気が漂う素敵な演奏だ。
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