グーセンスのレスピーギ
年に一度のまとまった休みは本日でジ・エンド。今年は庭の柑橘系の果実がたいそうな豊作。
今日は朝から脚立を取り出し、檸檬とネーブルを時に木に上りながらダンボールで5箱ほど収穫する。暮れには蜜柑も沢山取れた。こんなときに限って、親戚や知人から蜜柑を何箱か頂いたりする。朝晩欠かさず生ジュースとして飲んでいるが、とても消費が追いつかない。
今日はイギリスの指揮者ユージン・グーセンスの指揮で、レスピーギの「ローマの祭り」を聴いた。
米EVEREST原盤の手持ちは、サージェントの「ローマの松」、「ローマの噴水」とカップリングの日本コロンビア盤LP。
この演奏は密かに初演者トスカニーニと並ぶ名演だと思っている。リズムの切れ良さ、オケの輝かしくも豪快な鳴りっぷりが実に見事。ロンドン響の管楽器奏者の名人芸にも舌を巻く。サージェントの演奏ともども大オルガンの轟然たる響きもゴキゲンだ。
35ミリマグネティックフィルムの録音も非常に良い。この演奏は米EVERESTからCDも出ていたが現在廃盤。
もう一枚グーセンスのEVEREST録音で、ヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第2番」から「カイピラの小さな列車」を聴く。こちらは米EVERESTのLP.
同じ蒸気機関車を題材にしたオネゲルの「パシフィック231」が、重厚な鋼鉄の列車を彷彿させるのに対して、こちらは南米の山奥の小さな鉄道をトコトコ走る軽便列車。
シャカシャコ・シャカシャコと聞こえるギロの音が生々しい。
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