「ラ・ボエーム」、ソリスト、合唱あわせ
ソリストと合唱を迎え、いよいよ本格的な練習。 お昼過ぎに会場に着くと、合唱団、沼津大道芸倶楽部の人たちや市内の高校のブラスバンド隊の人たちがホール座席に集まりたいそうな賑わい。
ソリストでは、ミミ役の大貫さん、ムゼッタの安達さん、ベノアとアルチンドロ役のおなじみの初鹿野さんほかの姿も見える。
最初に完成度の低い第4幕をオケのみで練習。その後合唱団も入り、2幕、3幕と続く。
やはり歌が入ってこそのオペラだが、実際に舞台上で人を動かしてみるといろいろな問題が見えてくる。高校生扮する軍楽隊から中橋先生の指揮が見えず、全然合わなかったりしている。 だが、原語の歌唱で愛らしく聞かせる子供たち、日頃の技を披露してくれる沼津大道芸倶楽部の人々、にわか役者となり舞台を縦横に動き回る合唱団の人々。
アマチュアならではのぎこちなさが笑いを誘う場面もあるが、音楽を心から楽しんでいて皆の表情は実に楽しそう。
ロドルフォ役の水船さんが本日不在のため、副指揮者の飯塚さんがにわかロドルフォ役となったが、これがなかなかのもの。うまくいくとソリストさんたちの喝采を受けていた。
自分は舞台に気を取られるあまり、しばしば迷子となり視線が譜面上を彷徨うこと数度、反省。
オペラは楽しいなぁ・・
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コメント
2幕の音楽合わせの時、まだエンジンのかからない飯塚氏をソリストの方々が皆でサポート。ムゼッタさんが「ホントに合唱だね。」とニッコリ、なんていう場面もありましたよ。
私も間近で見る半分素のままのソリストの皆さんに見入ってしまい、歌い忘れました…。
あと一週間、体調に気をつけて頑張りましょう!
よろしくお願いいたします
投稿: TCC沼津合唱団員 | 2009年1月25日 (日) 21時38分
TCC沼津合唱団員さん、コメントありがとうございます。
歌、合唱、オーケストラにお芝居や衣装、舞台装置、さらに衣装を作る人や多くの裏方さんたち・・・
そしてプッチーニの作曲した素晴らしい音楽。
オペラは大勢の人たちの力を合わせた総合芸術だと思います。
本当に楽しそうな200人近くの人たちの表情を見て、そんなことを考えているうちに、とうとうここまでたどり着いたんだという気持ちになり、ジーンとなりました。
いよいよあと一週間ですね。こちらこそよろしくお願いします。
投稿: 山本晴望 | 2009年1月25日 (日) 22時51分
ボエームといえばリリコ・テノール歌手、貴公子アルフレード・クラウスのレヴァイン盤を何かに憑かれた様に幾度も聴きました。あの清楚で気品のある歌声を聴くと体全身が浄化される思いがしたものです。一昔前、クラウスに嵌り彼のディスクを買い捲くった頃が懐かしゅう御座います。マエストロ殿のクラウス感はどうでしょうか?
投稿: duchamp | 2009年1月26日 (月) 09時40分
はじめまして!
昨年、「ラ・ボエーム」酒田公演で笛を吹いた酒田フィル団員です。
一昨年はJAO酒田大会もありましたし、本当に大変で、でも充実した年でした。
沼津公演の大成功をお祈り致しております。
頑張って下さい!
投稿: balaine | 2009年1月28日 (水) 01時00分
duchampさん、コメントありがとうございます。
クラウスは私も大好きです。抑制の効いた端正な歌唱、生涯衰えを知らず、最後まで現役だったことも驚きです。
投稿: 山本晴望 | 2009年1月28日 (水) 22時07分