ウェーバーの「魔弾の射手」ミサ
寒さは変わらぬが、日照時間が多少長くなった。「冬来たりならば、春遠からじ」・・・・と仕事もそうあって欲しいところだが今日も出勤。 今日はウェーバーの宗教曲を2曲。ミサ曲第2番「魔弾の射手」ミサにオフォルトリウム「In die solemniatis vestrae」のカップリングで、Ernst Ehret指揮のミュンヘンの聖ミカエル教会のオーケストラと合唱団とによる独シュヴァンのLP。
ウェーバーの宗教音楽はあまり聴いたことがないが、ウェーバーのオペラには合唱が実に効果的に使われている。オペラにこれほど多くの合唱が使われたのはウエーバーが最初だろう。宗教曲を含むかなりの数の合唱曲も書いているようだ。
ウェーバーの代表作、歌劇「魔弾の射手」の名を冠したこのミサ曲第2番だが聴いた感じでは「魔弾の射手」の素材がどこに使われているのかよくわからない。
(アンサンブル金沢のCDではミサ曲第1番となっているが、この前に青年時代に書かれたミサ曲がある)
ほぼ同時期に作曲された、ベートーヴェンの「ミサ・ソレニムス」の威容に比ぶべくもないが、ほのかに初期ロマン派の香り漂う、素朴で飾らない敬虔な祈りの感じられる佳品だ。
沼響のHPの聴き比べ「ベートーヴェンの7番を聴く」に、大ニキシュの弟子、ルーマニアの指揮者 ジョルジュ・ジョルジェスクの演奏の感想をアップしました。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- モントゥーのストラヴィンスキー、火の鳥のことなど(2025.05.14)
- ハンス・シュヴィーガーのプロコフィエフとバラキレフ(2025.04.29)
- 浦川宜也校訂のバッハ、ヴァイオリン協奏曲全集(2025.04.23)
- ホーレンシュタインのウィンナワルツ(2025.04.21)
- スヴェトラーノフのカリンニコフ、交響曲第1番(2025.04.09)
コメント