ベルリンフィル創立百周年記念ライヴ
よく晴れた日曜日。昨日のオケの練習が地元新聞に紹介されていた。今日も一日出勤。 今日は1982年のベルリンフィル創立百周年記念コンサートのカラヤン指揮による「エロイカ」のDVD。
これほどまでに汗だくとなり興奮しているカラヤンを見たのは初めてだ。百周年という特別な場だけに全力を出し切ったベルリンフィルの熱演ぶりも凄まじい。
コンマスは、この時点で退団していたシュヴァルベが特別参加。その隣のブランディスの弓が、あまりの激しい動きに切れて垂れ下がっている。
管楽器はオーボエのコッホ、ファゴットのピースク、クラリネットのライスター、フルートのブラウ、ホルンはザイフェルトにハウプトマンなどなど。カラヤン&ベルリンフィルの黄金時代を支えた猛者たちがずらりと並ぶのも壮観。
映像は西ドイツ放送局の収録なだけに動きも自然で、カラヤンの映像の多くにありがちな人工的なところがないのがありがたい。 続いて2002年、ラトルのベルリンフィル音楽監督就任記念演奏会のDVDから、マーラの交響曲第5番のアダージェット。
20年の歳月を経てメンバーの多くは入れ替わり、オケの楽器配置も音色ガラリと変わりまるで別のオケのようだ。女性楽員もずいぶんと増えた。
これもまた、現在のこのコンビの好調ぶりを伝える貴重なドキュメント。
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