United Archiveのセル、ブラームス
底冷えのする日が続く。我が家は築80年だったりするので(多少リフォームはしているが)風の強い日は、どこからともなく隙間風が部屋に侵入して来る。各部屋にストーヴがあるので、暖房代もバカにならない。
昨日の成人の日は出勤し、ご近所の葬式のため休んでしまった先週の金曜日の分の仕事の帳尻を合わせておく。
今年の新成人の人たちが生まれたのはバブルの絶頂期。物心がついた時にはバブル崩壊の真っ只中で、成人となった時には100年に一度とまで言われている大不況というツイていない世代だが、テレビのインタビューに応える若者の声を聞くと比較的しっかりしているようにも見える。
20年前に成人を迎え、フリーターとしてバブルの繁栄を謳歌していた人々は今どのような人生を歩んでいるのだろうか。
今日はUnited Archiveから出ていたのセルのブラームスを聴く。
曲は交響曲第一番とハイドンの主題による変奏曲。1957年と1955年のステレオ録音のEPIC原盤のCD。
セルは両曲とも再録音を残していて、一般にはそちらの方が有名だが、厳格な練習で知られたセルの恐ろしさが、そのまま演奏となったような旧録音も捨て難い。
ステレオテイクでは初登場と聞く。LPを模した真っ黒なCDも珍しい。
沼響HPの聴き比べコラム「ベートーヴェンの7番を聴く」に、ケンペンの演奏の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/beet7.cgi
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コメント
相変わらず厳しいお仕事に負けず、ご家族、ご近所、そして音楽に一生懸命なこと、敬服いたします。
マニアックな音源満載の記事を毎日楽しみしております。LPを模したCDはDGのオリジナルス辺りが嚆矢かな?けっこうありますよ。旧CBSのオリジナルジャケット復刻もこんなこんな感じです。
お互い体調に気を付けて、がんばりましょうね。
投稿: 林 侘助。 | 2009年1月14日 (水) 17時13分
林さん、コメントありがとうございます。
United ArchiveのLPみたいなCDの件、
ちょいと説明が足りませんでした。
私が驚いたのは、裏が普通に見慣れた銀色ではなく、真っ黒だったからです。ゴールドCDならぬブラックCD。
お互い、仕事ではいろいろと厳しい年代ですね。精神的なダメージが体の抵抗力を低下させることがあるようです。
お互い健康管理には気をつけましょう。誰も助けてくれないもんね。
投稿: 山本晴望 | 2009年1月14日 (水) 23時10分