ヴォアザン&ギターラのトランペット
今年度の最終日。今日は溜まってしまった代休を取りお休みをいただく。
家に家内も娘もいるのでまるで日曜のような気分。 昼食後に家族を連れ立って近くの牛臥山公園をぶらつく。多少風が強かったが天気も良く駿河湾の向こうの静岡方面の山々がよく見えた。
明治の初頭に元勲らの別荘が軒を連ね、その後御用邸が造営されたこともあり周囲の環境は抜群だ。
今日は、ミュンシュ時代のボストン響の首席トランペット奏者だったロジャー・ヴォアザンとアルマンド・ギターラの演奏を聴く。 米Kapp原盤の国内LPで、ハイドンとヴィヴァルディの協奏曲に、パーセルの(一部クラークの作品もあるが)トランペットのための作品を集めたもの。伴奏はモントゥーの弟子だというハリー・ディクソン指揮のユニコーンオーケストラ。
アンダーソンの名曲「トランペット吹きのための子守唄」はヴォアザンのために書かれた。
幾分硬くボテッとした音色に時代を感じさせられる。伴奏のオーケストレーションもかなり現代風にアレンジされているようだ。古く変色したモノクロ写真を見るような演奏。 もう一枚も管楽器もの。米ノンサッチのLPで「ナポレオン時代のファンファーレ、行進曲、合唱」。演奏はD.ドンディーヌ指揮のパリ警視庁音楽隊および合唱団。
作者不詳のものから、メユール、ゴッセクといった同時代の大家による革命歌や行進曲の数々。合唱や時として独唱も加わり、なかなか楽しい。
こんな立派な行進曲があるのになぜナポレオンは負けちゃったんだろう?などと聴きながら考えておりました。
沼響のHPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、クーセヴィツキーの第1回録音の感想をアップしました。
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