シューリヒトのディーリアス
本日快晴、今日はお彼岸の墓参り(といっても家のすぐ裏だが)をしたり、録画しておいた「NHKスペシャル」やいくつかのテレビ番組を見たりといった平和な一日。
その中でも、NHKスペシャル「女と男」最終回は、近いうちに人間の男性が姿を消してしまうというショッキングな内容。
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この番組を見る限り、人類の行く末はお先真っ暗だ。
今日は名指揮者カール・シューリヒトの指揮する、イギリスの「作曲家ディーリアスの作品を聴く。 Archiphonから出ていたCDで、ここでシューリヒトは、合唱とバリトン独唱付きの「海流」を演奏している。オケはバイエルン放送響で1962年3月8日のライヴ。独逸語の歌唱。
この日はブルックナーの交響曲第9番も演奏され、こちらの録音はOrfeoからCDが出ている。
シューリヒトのディーリアスとは意外だったが、シューリヒトはディーリアスとも親交があり、演奏会では積極的に取り上げていた。
詩情豊かでサラリと淡白なシューリヒトの芸風は、ディーリアスの音楽にぴったりだ。
このCDには、シューリヒトの弟子だったGabriel Saabという人の交響曲第一番の初演録音がカップリングされている。サーブ自身の解説によると、サーブはシューリヒトと家族ぐるみでの付き合いがあったが本職は経営コンサルタントだったらしい。
1997年作曲のこの曲(作品1だそうな)は、シベリウスやドビュッシーの影響を受けているという。かなり保守的な耳当たりの良い作品。
このCDにはもう一曲、第一次世界大戦で20代の若さで戦死してしまったRudi Stephaの「管弦楽のための音楽」もシューリヒトの演奏で収録されている。こちらは1942年のドイツグラモフォンへのスタジオ録音。
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