バッハのコラール「私はここに貴方の御座の前に進み出ます」BWV.668
今日は貴重なる休日天気も良い。 朝からオーディオ棚とCD棚を移動して、音楽部屋の大掃除。
10年近くそのままだったので、棚の裏には盛大な綿埃と出所不明のネジやら死んだ虫やらが転がり、すごいことになっていた。CD棚の裏からは行方不明だったテルミンコンチェルトのCDも発見。
オーディオからは、コード類を一度全部外して接点のクリーニングをおこなった。真空管も布で磨いたら透明なガラスが蘇ってきた。コンセントの極性も再度チェック。
手始めに聴いたのは、アメリカのバレーシアター管を振ったジョセフ・レヴィン指揮の「白鳥の湖」米キャピトルのステレオLP.
パリッとした冴えたリズムとオケを存分に鳴らした手際の良い職人芸が気持ちのよい快演。録音も良い。
オーディオ装置も気のせいか、余計なノイズ成分が減り音がフレッシュされたような感じ。
夜は、テレフンケンのLPで、「ヨーロッパの歴史的オルガンシリーズ」から、スイスの聖ウルバン教会の歴史的オルガンを、S.ヒルデンブラントが弾いたもの。
バッハのコラールプレリュードを前後に挟み、シャイト、ブクステフーデ、ハンフらの北ドイツの作曲家たちの作品を収めている。
ブクステフーデの名作シャコンヌホ短調が入っているのも嬉しい。
僅か6曲しか伝わらないJ.N.ハンフのコラールプレリュードもしみじみとした良い曲だ。
最後は、もはや目が見えなくなった老バッハが友人に口述させたという「私はここに貴方の御座の前に進み出ます」BWV,688の壮大なコラールで閉じている。
この曲は、バッハの未完の遺作となった「フーガの技法」の出版譜の最後のページに印刷されていた曲。
YouTubeはグレン・グールドの弾く「フーガの技法」
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