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2009年3月27日 (金)

あるタンゴ弾きへの哀歌

今年度もいよいよ終わりに近づき、昨日発表した人事異動に伴い自分に寄せられる当事者からのご意見という名の不満は、有り難く拝聴しながらも全て無視。
もうひとつ、このところの大不況の煽りを受けた最後の最後まで引き摺っていたトラブルも本日解決。ということで良い週末を迎えることができそうだ。

698 今日は沼津市民文化センターで、村治佳織のギターコンサート。
このところ空席が目立っていた楽友協会主催のコンサートだが、久々の満席。

前半が全てバッハで、リュートのための組曲BWV.998、
カンタータNo.156から「シンフォニア」これはチェンバロ協奏曲第5番の第2楽章として有名な曲。
そして「シャコンヌ」と「主よ人の望みの喜びよ」。

後半はラテン系の作品から、ピアソラの「ブェノスアイレスの冬」、
プホールの「あるタンゴ弾きへの哀歌」、ヴィラ=ロボスのプレリュードから「1,3,5番」、アルベニスの「マジョルカ島」「カンシオン」
最後にギター曲の定番「アルハンブラ宮殿の想い出」というもの。

10代の頃の天才ギタリストとしてのイメージが強かった村治佳織もすっかり貫禄がついていた。

最初のバッハからしっとりと繊細な演奏で、円熟味の感じられるもの。 音量の小さいギターだけに、あちこちでコックリコックリと船を漕ぐお客もいるが、概ね静かに聴いている。
10代の頃のバリバリと弾きこなす痛快さは影を潜めたが、テクニックは確実だし音も美しい。

演奏としては、後半のプログラムが楽しめた。中でもピアソラへのオマージュとして作曲されたプホールの「あるタンゴ弾きへの哀歌」が美しい。

アンコールは「禁じられた遊び」にディアンスの「タンゴ・アン・スカイ」。

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