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2009年4月22日 (水)

ハンス=ユルゲン・ワルターのオッフェンバック

今日は、ドイツの指揮者ハンス=ユルゲン・ワルターの演奏を聴く。

いわばB級演奏家の横綱格で、廉価盤の帝王とまで言われたユルゲン・ワルターの演奏は、コロンビアやティチクから千円盤で多量に出ていたが、廉価盤とはいえ、あまりの低水準の演奏にCD時代になってほとんどお目にかかれなくなっていた。

今日はそんな中の稀少?な一枚。

P1010652 家の近所のDIYショップのワゴンセールで300円で見つけたオッフェンバックのCD。

曲は、バレー「パリジャン」、オペレッタ「パリの生活」、バレー「パリの喜び」抜粋のほかに、「天国と地獄」「ホフマン物語」からの雑多な曲を集めたもの。

チープな匂いプンプンのCDだが、これがユルゲン・ワルターの芸風に見事に合っていて実に楽しい。
場末の酒場のバンド演奏を聴いているような雰囲気がオッフェンバックにはぴったりだ。一部左右のチャンネルが入れ替わってるのはご愛嬌。

P1010651 ユルゲン・ワルターでもう一枚。40年近く前に出ていたティチクのクラシックベストセレクションシリーズから、チャイコフスキーの弦楽セレナーデを聴いた。


ジャケットに使われていたアルミホイルが剥がれて、悲惨なことになっているLP.

重く雑然とバラケタ冒頭からして期待通りの出来だが、聴いているうちに耳が慣れてきた。
ワルツやエレジーの歌わせ方など大根そのものだが、このクサイまでのオセンチさはチャイコフスキーの音楽のある側面を捉えているような気になってくるから不思議だ。

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コメント

でもワルターの振っていたのは北ドイツ放送交響楽団、イッセルシュテットが創立し死ぬまでやっていた堂々とした一流団体です。ヘタなわけはありません。練習なしぶっつけ本番なんですかねえ。

イッセルシュテットの録音よりワルターの方が数が多いですね。(イッセルシュテットはウィーンとたくさん、ときどきベルリンと入れている。本拠の録音はあまりない。)

投稿: gkrsnama | 2010年2月20日 (土) 11時52分

gkrsnamaさん、コメントありがとうございます。

えぇっと、ハンブルクの北ドイツ放送局に属するオケは3つありまして(ひとつはポップスオケ)、ハンス・ユルゲン=ワルターの振っていたオケは、当時Hamburg Radio Symphony Orchestra と言われていました。
イッセルシュテットが率いていたHamburg North German Radio Symphony Orchestra
(NDR Sinfonieorchester Hamburg)
とは別団体です。

日本語に訳された時に混同されてしまいました。

ユルゲン=ワルターの音源は主にMGMに録音されたもので、他にハンブルク・プロムジカ管というオケも振っていましたが、こちらもイッセルシュテットのNDRとは、オケの技量の差は歴然です。

投稿: 山本晴望 | 2010年2月20日 (土) 20時59分

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