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2009年4月 3日 (金)

マックス・ポンマーのドビュッシー

新年度に突入し、新人を向かえ人員配置も一新して早くも三日が経過。環境を変えると、人の能力の異なった一面が見えてくる。

昨晩のオケの練習日は、職場の歓送迎会ということでお休みいただく。

一次会の会場は東急ホテル。これで退職する者、配置替えで転出する者、それぞれに名残惜しいが、3月4月は別れと出会いの時期。
新たに転入してきた人の不安そうな顔も交えて毎度同じ光景が過ぎていく。
二次会は10人ほどでヤキトリ屋へ。ここで、県内でちょいと知られた吹奏楽の指導者と遭遇。結局最後の4次会まで付き合い帰宅は午前3時。 ちょっと年甲斐もなく飲みすぎた。

明けて本日は6時起床で出勤。午前中はさほどでもなかったが、昼食後に睡魔に襲われ、昼休み中にとうとう机上に突っ伏し爆睡。その後電話で起こされる。今日は定時退社としていただく。

帰宅後聴いたのは、旧東ドイツの指揮者マックス・ポンマーの指揮するドビュッシー。

P1010642 マックス・ポンマーは、ライプツィヒ・新バッハコレギウムを率いたバッハやヘンデルといったバロック期の名曲に優れた演奏を残しているが、ペータース版のドビュッシーの一連の管弦楽作品の校訂をおこなっていることはあまり知られていないだろう。

今日聴いたドビュッシーはレーザーライトから出ていた廉価CDで、「海」「夜想曲」「牧神の午後への前奏曲」の3曲。オケはライプツィヒ放送管弦楽団。

ドビュッシーの代表作ともいえる有名曲の3曲だが、ポンマーの演奏は、古今東西の名盤ひしめく中で十分存在価値を誇りうる名演だ。

純粋で透明な響きでドビュッシーの意図した音の陰影を見事なまでに音化していく。これほど明晰な演奏は類を見ない。オケもポンマーの手にかかると超一流の響きとアンサンブルを聞かせる。

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