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2009年4月 9日 (木)

シベ2本日の練習

5月なみの陽気の暖かな一日。数日前から桧の花粉が盛大に飛び始め辛い一日。本日はオケの練習日。先週は職場の飲み会だったので2週間ぶりだ。仕事を早めに片付け会場の市民文化センターへ急ぐ。

Cteien25 おそらく団員の中では練習会場まで最短の距離に職場があり、通勤用に借りている月極駐車場が文化センターの目の前だという恵まれた環境でありながら、夕食抜きで駆けつけても練習開始時間の19時はどうしても間に合わない。

今日も会場に到着すると、既に第4楽章終結部の壮大なコラールが鳴り響いている。

年度始めでもあり出席率はあまりよくない。管楽器は歯抜けだし、いつもフルメンバーが揃うホルンも私を含め2名のみ。

指揮はトレーナーの高橋先生。管楽器の人数が少ない分いままで誤魔化していた部分が顕わになってくる。ロクにウォーミングアップもせずの吹きはじめに、いきなり第一楽章のアブライ部分をホルンのみ演奏させられて赤っ恥。

自分は今回4番ホルンだが、4番だけ独立してヴィオラやチェロと同じ動きをする部分が多く。バランスの取り方が他の曲と異なり神経を使う。さらに今日は1,2番欠席ということで、。曲は十分知っているつもりだがどうも勝手が違い落ちる部分続出。

合宿までにはなんとかしょう。

P1010648 帰宅後聴いたのは、先日購入したAULIDE CLASSIQUESのウイリアム・スタインバーグのブラームスの交響曲第1番。

1973年の日本公演の記録。中学生だった当時にテレビで見た記憶では、重厚壮大なドイツ正統派の名演という印象だったが。この録音を聴くかぎりでは米コマンドのスタジオ全集録音同様の虚飾を廃したスピーディーで現代風のミニトスカニーニ風の演奏だ。

だが聴いているうちにおよそ40年前の記憶が甦ってきた。確かにこの演奏だ。

小柄で目の細い無表情なスタインバーグが長い指揮棒を大きく左右に波打たせる中、ティンパニの轟然たる音に乗って素晴らしい響きと緊張感で始まった第一楽章序奏のあの瞬間がまるでタイムスリップしたかのように目の前に展開していく。

スタジオ録音を上回る大変な名演。終楽章終結部のティンパニーの大きな改変は、トスカニーニの影響だ。

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