サンクトペテルブルク室内管のグリンカ
本日の最高気温22度。週末としての実感はなく、このまま土日も仕事となりそうだ。
職場の帰りに立ち寄ったスーパーでCDとDVDのワゴンセールをやっていた。
この種のCDは、著作権切れの怪しげな海賊CDや、幽霊演奏家のバッタもんCDの類が大部分なので大概はそのまま通り過ぎるのだが、視野の端にショスタコーヴィッチの室内交響曲、ラフマニノフの交響曲第一番といったマイナー路線でちょいとひねりを利かせた文字が目に入ったので思わず立ち止まる。1枚全て300円也。
「へぇー、こんなCD誰が買うんだろう」と思いつつ、ワゴンの中のCDを物色している自分。
ワゴンの中は、複数のレーベルのCDが混在していて、大部分はシュルツやアドルフといったお馴染みの幽霊指揮者とナヌート、ホルヴァートといった面々で、かつてデアゴスティーニの雑誌付きCDで出ていたものだが、DENMARK製のThe Rose collectionというシリーズが目に留まった。
演奏はいずれもロシアの演奏家達によるもので、初めて目にする名前ばかり。
結局、300円ならば・・・という軽い気持ちからグリンカの曲ばかりを集めた一枚を購入。
曲は、歌劇「ルスランとリュドミュラ」から有名な序曲に続いて第3幕の舞曲を5曲、歌劇「イワン・スサーニン」第3幕から第2幕の舞曲を4曲に「スペイン序曲」に「幻想的ワルツ」というもの。
演奏は、サンクトペテルブルク室内管にサンクトペテルブルク放送響に指揮はL.Malyshev とI.Ivanenko。いずれもローコストCD専門ながら実在の人物のようだ。
とにかくグリンカの作品をこれだけ集めているのに感心。この種のものはスヴェトラーノフのLPが手元にあるが、このCDの方が曲が多い。
肝心の演奏だが、これがなかなか聴かせてくれる。超有名な「ルスランとリュドミュラ」序曲となると、比較の対象が多いのでさすがに聴き劣りは否めないが、他の珍しい曲も良い曲ばかりで、鮮明な録音ともども大いに楽しんだ。
沼響HPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、ビーチャム&ロンドンフィルの感想をアップしました。
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