モッフォのドリーヴ
今日もうららかな一日。一年前の今頃は、一日の平均睡眠時間が4時間ほどでほとんど職場に缶詰状態だった。 4月に入り今のところ仕事は平穏無事の様子。思えば昨年度が異常だったのかも。 今日は美貌のソプラノ歌手、アンナ・モッフォの歌うオペラアリア集。
モッフォのメトデビューの翌年、1960年7月録音でモッフォのRCAデビュー盤だという。伴奏指揮に名匠セラフィンを起用したことで RCAの力の入れようが判るというもの。オケはローマ歌劇場管。
曲は、グノーの「ファウスト」から「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」「カルメン」など比較的有名な曲を集めている。
まず聴いたのは、RCAのリビングステレオのSACDハイブリッド盤。
若き日のモッフォのビロードのような美しい声が、空中にしっかりと存在感を持って漂っている。最後のドリーヴの「ラクメ」からの鐘の歌など、あまりの美しさに時の経つのを忘れるほど。 実はこの録音のモノラル仕様のオリジナルLP盤が手元にある。
こちらもモノラルながら奥行きをしっかり感じさせる良い音だ。オケの響きに上にモッフォの歌声がしっかりと乗って立体的に聞こえてくる。
CDのジャケ写真からは消えてしまったが。LPのジャケットには、
"Hearing her is a pleasure to mind and ear" と書かれている。
沼響HPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、トスカニーニ&NBC響の感想をアップしました。
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コメント
モッフォ、リゴレットのCD(ショルティ指揮)を持っていますが、写真がないので魅力半減といったところです。
トスカニーニの2番、とことんやりまっせ!という感じが私は好きです。フィンランディアでは猛烈に感動した覚えもあります。
投稿: サンセバスチャン | 2009年4月15日 (水) 14時10分
サンセバスチャンさん、コメントありがとうございます。
トスカニーニの演奏を初めて聴いたのが「フィンランディア」でした。
時は中学の音楽の時間。無駄のない恐ろしいような演奏で、強烈な印象が残っています。
投稿: 山本晴望 | 2009年4月15日 (水) 23時44分