本番いよいよ近し
定演までの練習はいよいよ残り少なくなった。自分の出番のシベリウスは前日を含めてあと3回。
今日は絶対休めないと思っていたが、こんなときに限って大きなトラブル発生。結局お昼過ぎから夜の8時まで完全に忙殺されてしまった。 食事を摂る時間はなかったが、全然空腹感はなし。
とにかく練習会場へ急ぐと、大ホールのステージではシベリウスの2楽章の終盤。ブラスの巨大な響きが客席一杯に響いている。やはり本番が迫ると皆の集中力も違ってくるようだ。
短い休憩の後はフィナーレ。横島先生は北欧特有の暗い響きのイメージを求めているが、気候温暖な沼津の住民には、北欧の自然の厳しさと暗さはいまいちピンと来ないようだ。
フィンランドへ出張で行ったことのある団員のの話によると、夕暮れ時に訪れた、シベリウス公園にある巨大なシベリウスの顔の像の恐ろしさは、強烈だったとのこと。
練習も終盤を迎えやっとシベリウスらしくなってきた。吹いているうちにしだいに楽しくなり仕事上のストレスも薄らいてくる。そして練習終了時は猛烈な空腹感。これで盛大に食べてしまうからメタボになるのだ。 今日はストコフスキーの珍しいモーツァルト。 アメリカ響のメンバーを振った「グラン・パルティータ」を聴く。 米ヴァンガード原盤による国内盤LP.
ストコフスキーはオーボエ一人とコントラバス二人を増員して16人で演奏させている。
艶やかで重心の低い音はモーツァルトとしては異質だが、音色以外はきわめてまともな演奏だ。ファゴットのメンバー表には、中川良平さんの名も見える。
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