アントルモンのリスト
狭い国土のさらに限られた地域に一億三千万人がひしめく日本。人類が免疫を持たないウィルスが一度に広がり、今や完全お手上げのアウトブレイク状態。
今月末に関西方面に修学旅行に行く娘のために、使い捨てマスクを購おうと薬局に行ってみると見事に売り切れていた。あわてて100円ショップに走ったがこちらもだめ。一週間前まではたくさんあったのに。
家中を探し回って、花粉症用に買っておいた未使用のマスク数個を発見。とりあえずこれを持たせよう。
夜のローカルニュースで、関西方面への修学旅行の実施は、学校長の判断とする旨の県の教育委員会のコメントが紹介されていた。娘の通う中学校の校長先生の苦悩する表情と、顔見知りのPTA役員たちの顔が脳裏に浮かんできた。判断を任されても困るだろうなぁ。役員を断っておいてよかった。
今日はフランスのピアニスト、フィリップ・アントルモンの弾くリストのピアノコンチェルトを聴いた。
米コロンビアのモノラルLPで、今や指揮者としての活動が主になったアントルモン若き日の演奏。
おそらく19歳でロン・ティボー国際音楽コンクールで1位なしの2位になった直後あたりの録音だろう。燦然と輝く豪快な音色と華麗なテクニック。前途洋洋たる未来が広がる、怖いもの知らずの若者の音楽が聴ける。伴奏のオーマンディ指揮のフィラデルフィア管も見事なサポートだ。
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