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2009年5月17日 (日)

サヴァリッシュ、スイス・ロマンドのスメタナ

雨夜になり風強し。新型インフルエンザは急速な広がりを見せてきた。

今までは対岸の火事だったが、今月末に下の娘が修学旅行で関西方面に行くことになってるのが気になる。中止になることはないと思うが、マスク持参を義務付けられそうな予感がする。明日買いに行こうと思う。

外は強い雨。部屋の掃除などをしながら久しぶりにゴロゴロと過ごす無為無策の日曜日。
P1010645_2 今日は、サヴァリッシュ指揮のスイスロマンド管によるスメタナの「わが祖国」全曲を聴いた。RCAへの録音で手持ちは国内盤LP2枚組。

とても売れそうにもない演奏家と曲の組み合わせだが、解説によると、サヴァリッシュがスイス・ロマンド管の首席指揮者となった初録音だという。

サヴァリッシュがスイス・ロマンド管の首席指揮者だった時期は資料によってバラバラではっきりしない。最長は1970年から1980年まで。手持ちのLPの解説には1974に就任と書いてある。

いわば、このコンビがそれだけ注目度が低かった証だったのかもしれない。1976年の来日公演も悪評だらけだったような記憶がある。

来日当時も今もスイス・ロマンド管といえばアンセンルメとの繋がりが強烈で、サヴァリッシュとの来日公演曲目を見ても、http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page171.html ほとんどアンセルメのレパートリーを中心に組まれされている。いくら仕事とはいえ、「田園」と「幻想交響曲」をこれだけ連日演奏させられては気の毒だ。

長々とこんなことを書いたのは、この演奏が実に見事だからで、これだけ格調高く端正でいながら、オケをしっかり鳴らしきっている演奏も珍しい。アンサンブルの精度もアンセルメ時代よりも明らかに上だ。

サヴァリッシュは、就任の際に名ヴァイオリニスト、ペーター・リバールをコンマスに招いたという。名ホール、ヴィクトリアホールの響きも美しい。

YouTubeはサヴァリッシュ&N響による「わが祖国」から「シャルカ」

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