ソノシート二題
明日からいよいよGW突入とはいえ、休めるのは二日程度。
娘二人は部活もあり遠出もままならず、家でゴロゴロしながら終わりそうな予感。
今日は古いソノシートから、シューベルトの「未完成」を聴く。
レコードの代用品のような存在だったソノシートは、もう完全に死語となってしまったが、時々忘れられた面白い演奏が残っていたりする。
一枚は朝日ソノラマから出ていたシートで、1966年に岩城宏之がN響を振った日本コロンビア録音から。
この演奏は、「運命」とのカップリングで発売されCDでも出ていた。「運命」は1968年のN響との全集録音とは別録音。
このシートには「未完成」のリハーサル風景と岩城宏之の解説が収録されている。両方ともおそらくこのシート以外では聴けぬものだろう。音はモノラルながら良い。 もうひとつは、アルヴィド・ヤンソンス指揮の東京交響楽団による1960年11月11日の日比谷公会堂でのライヴ。
東京エンジェル社というところが1961年に発売したソノシート二枚組
。
東京放送の収録音源だが、こちらも10年ほど前にCDで出ていた。
来日当時のヤンソンスの細かな解説と写真が興味深い。
演奏はロマンティックで雄大、ほの暗い深い音色は、とてもこの時期の日本のオケとは思えない。
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