トウモロコシのひげを食す
今日は朝から雨。昨日はいつもの4人での飲み会だったので多少頭が重い。 ほぼ毎月恒例となっていたのだが、4月、5月は皆の日程が合わずニヶ月空いてしまった。
場所はいつもの割烹「はちまき」に集合。 このお店は、相変わらず意表を付く料理が毎回出てくるのだが、今回のお通しは「とうもろこしのひげ」を薄味の「だし」に浸したもの。
薄黄緑で蕗のような外観に始めは誰も正体がわからなかった。
野趣ある独特の風味に繊細な食感。これはなかなかいける。鰹のたたきや、小玉葱丸ごとの天麩羅などなど、次々と出てくる料理は厳選された食材と確かな料理人の腕でいつもながら楽しませてくれる。
一次会のお酒は、岩手盛岡の銘酒「あさ開き」。すっきり軽い飲み口のうまい酒だ。
二次会はいつものマンション一室のプライベートバーで、お酒は今回自分が持参した「マアジ・グラッパ・レチョート」。
職場近くのイタリア料理店で飲んだグラッパが良かったので、手頃なものを持参したのだが、50度の高アルコールと芳醇な香りで始めの一杯でガツンと酔いが回る。
帰りに乗ったタクシーの運転手さんがたいそうな話し好きで、バイオエタノールやら地球温暖化のお話を長々とご拝聴。
ぐるぐる回る頭の中でありがたい話を聞きながら、今日飲んだグラッパで車を走らせたらブドーの匂いの排気ガスが出るだろうな。などとバカなことを考えておりました。 今日は出来上がったばかりの沼響定演のDVDを見ていた。
自分の出ているシベリウスは、どうしてもアラばかりが見えてしまう。オケの情熱で最後まで押し切った演奏と言うべきだろうか。
一方のドヴォルジャークのチェロ協奏曲は、繰り返しの鑑賞に堪えうる良い演奏だった。
オケの要所要所に気を配り、素晴らしい自分の音楽を展開していきながらもオケを暖かく見守ってくれているチェロの林先生の姿。
見ていて、ありがたい気持ちで胸が一杯になってきた。 そしてもう一曲はモーツァルト晩年の名作、クラリネット五重奏曲をド・ペイエのクラリネット、アマデウス弦楽四重奏団による演奏で聴く。
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