リヒテルの「悲愴」
今日も帰宅は遅かった。夕食を摂るのが毎晩10時過ぎなので、メタボはますます進行。
帰宅後は、NHK総合で放送された「ご近所の底力」のビデオを見る。
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昨年から地域ぐるみで省エネに取り組んでいる我が町内。
自治会長さんの孤軍奮闘がようやく実を結び、昨年この番組で紹介されたその後を和田アキ子が来て省エネチェックをするというもの。
昨年は日曜の午前中だったが、今回は金曜夜7時半のゴールデンタイムの全国放送ということで、3日ほど前から、放送されることが町内放送のスピーカーから何回も流れている。土曜日には再放送もあるという。
紹介された人たちは、隣近所の毎日顔を合わせている人たちばかりだ。我が家もちょいと写っていた。
だがテレビ用の演出のためか、現実以上に田舎に紹介されていて吃驚。
富士山もずいぶん大きく写っていた。海岸まで2キロ以上あるのに自治会長さんの立つ位置は海を背景にしたものばかり。
外から見た沼津というとやはり海のイメージが強いのだろう。
帰宅後聴いたのはベートーヴェンの「悲愴」ソナタ。娘が今必死に練習していてお付き合いで一緒に聴く。
メロディアの古いLPでリヒテルの演奏。モノラルながら録音は良い。
鋼鉄のようなタッチと物凄い速さで駆け抜けるアレグロ・コン・ブリオの圧倒的な技巧。久しぶりに聴いたがこれは凄い演奏だ。
娘は譜面を見ながら「全部の音が聞こえる」、と当たり前のことを呟いていた。
この黒光りするような深い音色は、実演で聴いたヤマハを弾く晩年のリヒテルの音とは異なるものだ。若い頃のリヒテルは、どこのピアノを使っていたのだろう?
YouTube はリヒテルの弾くバッハ「平均率」
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