« 村上春樹とヤナーチェク | トップページ | トウモロコシのひげを食す »

2009年6月 4日 (木)

オーケストラがやってきた

定演終了後一週間ぶりのオケの練習日。今日は仕事上の難問二つが解決し明るい気分で練習に参加。
そして曲はモーツァルトの交響曲第40番。これは第一回定演のメインだった曲で、実に25年ぶりの再会だ。

P1010661 当時のメンバーは今や3人を残すのみだが、練習会場は今も変わらぬ沼津市民文化センター地下の手狭なリハーサル室。しばし25年前にタイムスリップしたかのような感傷的な気分に浸る。

しかし時は流れ、吹いていてかつて演奏したという実感が全くない。完全に忘れちまっているという厳しい現実に愕然。

Vtso そして今日練習したもう一曲はシュトラウスの「常動曲」。

この曲を聴いて70年代の山本直純出演の音楽番組「オーケストラがやって来た」のテーマが自然と頭に浮かぶのはおじさんの証拠だ。
練習の合間にこの番組の話題で盛り上がるが、団員の半分ほどは知らない様子。時は流れた。

Vtsyu Vts_hgh 帰宅後「オーケストラがやって来た」の再放送時の録画があったことを思い出し、古いビデオの山を探すこと30分。

ようやく見つけたのは中川良平をゲストに迎えた「ファゴット特集」の回。今から30年前の1977年放送分の再放送だ。番組のテーマとなっていた「常動曲」に合わせて元気に飛び回る山本直純氏も今はない。

YouTubeは若き日のジュリーニ指揮するモーツァルトの40番

|

« 村上春樹とヤナーチェク | トップページ | トウモロコシのひげを食す »

本日の練習」カテゴリの記事

コメント

Morzartの40番はLPならありましたが、再生するプレーヤーがすでにありませんでした。。。
CD買おうかなと思いますが、どの盤がいいでしょうかね?

嫁さんはやはり「オーケストラがやってきた」を知らない世代でした。。当時自分も小学生で、思えばこの番組と黒田恭一さま(お亡くなりになりましたね)のFMクラシック番組がクラシック音楽入門のきっかけでしたね。

投稿: 下吹き@Hr | 2009年6月 5日 (金) 21時27分

黒田恭一さんが亡くなったのですね。

「オーケストラがやって来た」が放送されていた頃から、誠実な語り口と、どんな演奏でもどこか長所を見つけて言及していた音楽への深い愛情に満ちた評論が印象に残っています。

モーツァルトの40番の演奏のお勧めですか。
この曲に関しては、皆それぞれ理想の演奏へのイメージが極端に異なるので、難しいなぁ。

今は、ジュリーニ&フィルハーモニア管の古い演奏を好んで聴いています。

投稿: 山本晴望 | 2009年6月 9日 (火) 07時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オーケストラがやってきた:

« 村上春樹とヤナーチェク | トップページ | トウモロコシのひげを食す »