カラヤン、40代のモーツァルト
昨晩から職場に大きな問題があり、明日も夜までかかる仕事となってしまった。本来ならば上の娘の高校の吹奏楽コンクール東部予選に行きたいところだが、今の状態では絶望的だ。
先日カラヤンのフィルハーモニア管時代のポンキエルリを聴いてから、今更ながらカラヤンという指揮者を真剣に聴きたいと思い始めている。
カラヤンの演奏スタイルは、若い頃から一見不変のようでいて、節目節目で大きく変貌していったように思う。
今日は第二次世界大戦終了後まもない頃の1946年、名プロデユーサー、ワルター・レッゲの尽力で実現したウィーンフィルとの録音を聴く。
聴いたのは東芝EMIのLPで、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」と「魔笛」の二つの序曲に、プッチーニの歌劇「マノンレスコー」間奏曲。そしてシュワルツコップのソプラノで「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」の4曲。
「魔笛」序曲と「マノンレスコー」はカラヤンが何度となく好んで録音した曲だが「フィガロの結婚」序曲は単独ではこの録音のみ。「ジャンニスキッキ」もこれが唯一の録音だ。
澱みなく流れる颯爽としたモーツァルトに、音楽への慈しみの心が自然に伝わってくるプッチーニ。いずれも70年代以降のカラヤンからは聴かれなくなった音楽。
YouTube はカラヤンの振るバッハの「マニフィカト」。6本のオーボエのユニゾンが聴きもの。
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