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2009年7月26日 (日)

ペーター=ルーカス・グラーフのフルート

昨日、今日と沼津の夏祭り。昨日は風もあり昼間は時折雨が降ったりしていたが今日は良く晴れた。

今日から四日ほど、上の娘は大学受験のための講習会に参加するために上京する。朝一番の新幹線に乗るために同行する家内と二人を5時前に駅まで送る。宿は世田谷の叔母の家。

久しぶりに晴れた日曜なので、いろいろと家の雑事を片付けるうちに、一日が終わってしまった。休日の一日のなんと短いことか。

Fw0508_01 夜の10時過ぎに、娘を置いて東京から帰って来る家内を沼津駅まで迎えに行くと沼津の繁華街は祭りの後。
露天商は皆片付けの真っ最中で、歩道は一面ゴミの山。
浴衣を着た若いカップルが車道を平気で横切るので、車がなかなか前に進まない。交通整理のお巡りさんが注意するが一向に気にせぬ様子。

今日の「題名のない音楽会」はスイスの名フルーティスト、ペーター=ルーカス・グラーフを招いての巻。http://dogatch.jp/variety_music/daimei/
ゲストは脳科学者の茂木健一郎、能管の福原徹という豪華なもの。

F79b3a5e0f6bbc7d2ab0afccd24045bf グラーフの名がスイスのクラーヴェスレーベルのレコードで一般に知られ始めたのは70年代からだったと思う。
それまでは、ランパルやニコレといった著名フルーティストに比べなじみが薄かったが、レコードが出回り始めるとたちまち大家の扱いになっていった。

今日の番組では、指揮者の佐渡裕の憧れの存在としての扱いで、ドビュッシーの「シリンクス」、「精霊の踊り」、モーツァルトのフルート協奏曲第一番の終楽章を演奏した。

とても80歳とは思えない矍鑠とした姿、キリッとした姿勢のよさと端正なスタイル。そのフルート演奏は、テレビの音声を通じても次元を超えた凄さが伝わってくる。

グラーフが若い頃に接したフルトヴェングラーのリハーサルの話は、実際に体験したものでなければ語ることができない話で非常に興味深かった。

福原徹の能管もグラーフの笛に負けていない。

YouTube はエマニュエル・パユの吹くモーツァルト

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