水野信行の「ロマンティッシュ・ホルンムジーク」
今年も健康診断の季節がやってきた。
昨年は一日平均睡眠時間4時間の日が半年近く続いた不規則な生活が祟り、コレステロールに加え血糖値も危険信号という惨憺たる結果。
再受診したかかりつけのお医者さんには「このままでは大変なことになりますよ」脅され、暮れにはダイエットに挑戦し、8キロの減量に成功したものの(外観はほとんど変わらなかったのが悲しい) 結局長続きはせず、4月以降はリバウンドのため全てがパァとなり逆戻り。
ここ数日仕事も落ち着き始めたので、再びダイエットに挑戦することにする。
先週、娘のピアノのレッスン合間に立ち寄ったブックオフで久しぶりにCDを購入。大不況の影響というわけでもないが、最近音盤購入の意欲が萎え実に二ヶ月ぶり。 買ったのはバンベルク響で24年間首席ホルン奏者だった水野信行さんの「ロマンティッシュ・ホルンムジーク」。
ブラームスのホルントリオを中心に、シューマンの「アダージョとアレグロ」、デユカスの「ヴィラネル」などのホルン吹きには定番ともいえる名曲に加え、ビュッセルの「カントゥコール」やフランツ・シュトラススの「ノクターン」などの珍しい曲も入っている。
以前から欲しかったアルバムだが3千円を超える定価だったので、中古CDを気長に探していた。 今日聴いたのはスペインのソプラノ、ビクトリア・ロス・アンヘレスの歌う、メンデルスゾーンやグリーグ、アイルランドの子守唄やお国もののスペインの歌を集めたアルバム。70年代に出ていた国内盤LPから。
美しくも心温まる穏やかな歌声に、澱んだ疲労がふっと消えていくかのようだ。フリューベック・デ・ブルゴスの振るオケも肩の力の抜けた良い伴奏を付けている。
YouTube はロスアンヘレス1989年のバルセロナリサイタルから
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