マリオ・ロッシの「シェヘラザード」
今日は早朝4時半に起こされ、高校野球の応援に行く上の娘を駅まで送る。
通常ならば帰宅後そのまま再び寝るところだが、本日町内の地蔵尊のお祭り日。今年は役員でもあり、そのまま準備に入る。幸い天気も良い。
自分の担当は焼き鳥。祭りの開始は13時半だが、仲間四人と10時頃から本格的な準備開始。今回のノルマは千本。 最初は炭火が強すぎ、串の根元が焼け落ちて商品にならぬものが続出。 焼け落ちた出来損ないは、試食と称して自然と皆の腹の中。
缶ビール片手に、日頃話す機会の少ないご近所の同輩とバカ話しをしながら焼き鳥を焼くのもよいものだ。やがて次第に慣れてそれなりに量産体制となる。
だが、千本ともなるとさすがに多い。時間が経つにつれて皆無口になってきた。そして炎天下に汗をかきながら炭火の前に立つこと3時間余。
全て焼き終わったのはお祭り開始の13時30分ちょうど。くたくたに疲れビールの酔いも全身に回り、テント内にしゃがみこんでいるうちに1本80円の焼き鳥は飛ぶように売れ、一時間も経たないうちに完売状態。
そのうち評判のよさに気を良くした町内幹部その他女性達の発案で、秋のお祭りは倍の2千本にすることが決まってしまった。orz 帰宅後ほろ酔い気分で聴いたのは、イタリアの名匠マリオ・ロッシの指揮するリムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。
ヴァンガードへの録音で、手持ちはキングの国内盤LP.
オケはウィーン国立歌劇場管弦楽団。
いわゆる絢爛豪華なアラビアンナイトの世界ではなく、端正で知的に仕上げ、リムスキー・コルサコフのオーケストレーションを冷静な目で音化した大人の演奏だ。 ウィーン風のやわらかなオケの音色も適度な色気があって良い。
コンマスのソロはボスコフスキーだろうか。 もう一枚、マリオ・ロッシが同じオケを振ったヴィヴァルディの「調和の霊感」全曲からお気に入りの第8番を聴く。
こちらのLPにはソリストとして、トマソウとボスコフスキーの名がクレジットされている。
YouTube は、ギリシャの名歌手タチアナ・トロヤヌスが歌うラヴェルの歌曲集「シェヘラザーデ」から
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