カラヤンのポンキエルリ
今週の水曜は一ヶ月ぶりの4人の仲間のボエームの会。
金曜の晩が定例となっていたが、メンバーの一人が金曜が都合がつかぬことになり、今 回は水曜の開催となった。場所はいつもの割烹「はちまき」。
今回のお楽しみ料理は、アサリの冷製茶碗蒸しに、金目鯛丸ごとの煮付けというもの。いつもながらさりげない一品に料理人の腕が冴える逸品だ。
あいにくの天気の観測だったようだが、皆既日食に引っ掛け、お酒は種子島の芋焼酎「久耀」。ほどよく脂の乗った金目によく合う熟成されたまろやかなお酒。
そして二次会はいつものプライベートバーで、前回自分が持参したグラッパ「マァジ」を今回はソーダ割る。あいかわ らず個性の強いアルコール度の高い酒に、お馴染みのクレバーな女性を交えての会話も楽しくほどよく酔いは周る。
明けて木曜は昨年度事業の監査の日。特に問題もなく無事終了し、8時には三週間ぶりにオケの練習に参加する。
今は秋におこなう友の会コンサートのための練習が始まっている。
曲は、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」に続き、ポンキエルリの「時の踊り」。
9分前後の短い曲でありながら、いつも異常に長く感じて退屈してしまう正直なところ苦手な曲だ。自分で演奏していても、やはり奇跡が起きる訳でもない。
帰宅後、とりあえず好きになるために聴いてみた。
古くはトスカニーニから、ケンペ、サヴァリッシュ、ホルスト・シュタインなどなど、なぜか手持ちは独墺系の名指揮者の演奏が多いのが不思議。 だが、この手の曲となるとやはりカラヤンだろう。カラヤンは「時の踊り」を実に3回も録音している。
取り出したのは、一回目録音のフィルハーモニア管を振った日本コロンビア製モノラルLP。
モノラルながら録音は鮮明、多少俗っぽいこのような小品を振らせるとカラヤンは実に良い。オケも極上の出来。これならば楽しめる。
YouTube はポンキエルリの歌劇「ラ・ジョコンダ」全曲から時の踊りの部分。
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