ストコフスキーの「ペトルーシュカ」
本日仕事は休みだが、法事に行く母や塾に行く娘を送ったり、明日の県知事選挙の期日前投票に行ったりとなかなか忙しい。夜はピアノのレッスンに通う娘二人を乗せ函南までニ往復。 今日はストコフスキーが珍しくベルリンフィルを振った録音を聴く。曲はストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」と「火の鳥」の二つの組曲。
1955年のベルリンフィル初のステレオ録音だという。 米キャピトル原盤の国内のセラフィムの廉価盤LPで、もう30年ほど前に発売されたLPだ。
音は非常に鮮明、「ペトルーシュカ」は、第1部のロシアの踊りから始まり、第3部の「ムーア人の部屋」はごっそりカット。第4部も仮装した人々の所で終結という、はなはだ不可解な抜粋版。
だがベルリンフィルの完璧で重厚なアンサンブルはやはり見事なもの。各所に手を加えたストコフスキーの指揮に十二分に応えている。
似たような抜粋は、ストコフスキーの後任としてフィラデルフィア管指揮者になったオーマンディの旧録音もそうだった。
ただしこちらは第1部は全て演奏している。
オーマンディーの再録音は1911年版のオリジナル全曲。こちらは4管の大編成にさらにオーマンディーが手を加えたゴージャスな演奏。
実演では、フェドセーエフが全盛期のモスクワ放送響を率いて来日した時の凄演が思い出深い。
YouTube は、ゲルギエフ&ロンドン響による「ペトルーシュカ」第4部
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