ブリスのチェックメイト
やっかいな梅雨前線が居座り日本中に被害を広げている。今日は朝から強い雨。
昨年からの長期プロジェクトの軌道修正のため、朝から外部業者を呼び細部の打ち合わせで一日を費やす。
お昼に、東京で講習を受けている娘から電話が入ってきた。友人も出来、それなりに充実した時間を過ごしているようだ。 今日は20世紀イギリスの作曲家、アーサー・ブリスの作品のLP2枚分を聴く。
ひとつは、バレー組曲「チェックメイト」、パーセルの劇場作品の近代オケ版編曲の組曲、そしてヘンデルの「水上の音楽」をベインズが編曲したものをブリスが振っているもの。
オケはシンフォニア・オブ・ロンドン。 もう一枚は、「アメリカの民衆のために」という副題が付いているピアノ協奏曲。演奏はトレヴァー・バーナードのピアノにサージェント指揮のフィルハーモニア管。
2枚とも東芝EMIが出していた国内盤LPで、続き番号なので同時期に出たものだろう。
とても売れそうもないこんな曲のレコードを、良く出したなぁというのが正直なところ。当時のレコード会社の心意気の感じられる音盤。
ブリスの作品は、穏健で親しみやすいが、いまひとつ強烈なインパクトに欠ける。
LP1枚分の大作、ピアノ協奏曲はモロにラフマニノフの影響を受けていて、ラフマニノフの5番目の協奏曲と言われても通用するほどだ。
バーナードというイギリスのピアニストはブリスのスペシャリストだと解説には書いてあったが、今でも演奏活動を続けているのだろうか。 沼響HPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、バルビローリ&南西ドイツ放送響のライヴの感想をアップしました。1970年バルビローリ最後の年の演奏。
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YouTube は古楽器による「水上の音楽」
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