大阪俗謡による幻想曲
暑さもピークを過ぎ、夜は涼しい。時おり思い出したかのように余震は発生しているものの回数は少なくなってきた。 お盆は恒例の高校時代の吹奏楽部OBバンドの演奏会。
知らず知らずのうちに今回で第10回。
今年は仕事やら家の雑事やらで直前まで参加できるか危うかったのだが、何とか本番には出ることができた。
今回は現役の演奏をはさんでの3部構成。
自分が高校時代の吹奏楽コンクール課題曲「高度な技術への指標」に始まり、NHK大河ドラマの「天地人」、「宇宙戦艦ヤマト」のテーマを経てリードの「春の猟犬」に終わる第一部。
第二部は現役高校生の演奏。
第三部は「カンタベリーコラール」に大栗裕の「大阪俗謡による幻想曲」で終わるというもの。
「高度な技術への指標」を吹いているうちに過ぎし日の高校時代の空気と匂いまでが蘇ってくる。冷凍パックされていた頭の中の当時の記憶が、30年以上の年月を経て瞬間解凍されたのだろう。不思議なものだ。
今も楽器をやっている者もいれば、この二日間だけ楽器に触れるという人もいたりで、これだけの曲を前日と本番当日午前中の練習で仕上げるのだから無謀とも言えるが、年に一度集まり旧交を温める完全自己満足コンサート。
演奏終了後のレセプションは、家内の実家での約束がありパスさせていただいた。
今日は、今回のコンサートではもっとも難しかった大栗裕の「大阪俗謡による幻想曲」を聴く。
オリジナルオーケストラ版による初演者朝比奈隆&大阪フィルの演奏。
1975年、チューリヒのライヴ録音の大阪フィル50周年記念CD.
朝比奈隆は吹奏楽版の録音も残している。
YouTube はカンタベリー大聖堂合唱隊によるT.タリス
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