デユカスのヴィラネル(田園詩)
台風接近中。雨模様の一日だが雨量はそれほどでもない。
今日は「魔法使いの弟子」で知られるフランスの作曲家デユカスの名作「ヴィラネル」。
度を超えた完璧主義者で作品の大半を破棄してしまったデユカスだが、残された15曲のうちの何曲かは現在でもしばし演奏されている。
課題曲として作曲されたホルンとピアノのための「ヴィラネル」も舞踏詩「ペリ」のファンファーレに共通する、高い品格と親しみやすさを兼ね備えた傑作だ。 今日はベルリンフィルの首席奏者ラデーク・バボラークの演奏で聴く。
チェコ・スプラフォンのCDで、ビエロフラーベク指揮のプラハ室内管による伴奏のオーケストラ版。
18歳でチェコフィルの首席ホルン奏者となり、その後ミュンヘンフィルに移った後の録音だ。
のびのびとして大きな広がりを感じさせる名演。曲の最初の部分はヴァルブを使わずに演奏している。 オーケストラ用編曲が、ヘルマン・バウマンが使用していたブヤノフスキー版のような厚化粧でなく清楚で簡潔なのも良い。
デユラン版とあるが誰のアレンジだろう? 沼響HPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、アレキサンダー・ギブソン指揮スコテイシュ・ナショナル管の感想をアップしました。
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YouTube はアブ・コスターの吹く「ヴィラネル」
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