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2009年8月11日 (火)

地震到来

早朝から激しい雨と雷で目が覚めた。
窓から目前に落ちる稲妻を眺めながら、さてもう一眠りと思った瞬間、駿河湾はるか沖のあたりからゴォーという地鳴りが聞こえてきた。 「はて・・???」と思うまもなく激しい縦揺れ。

とうとう来たか東海大地震・・・

こんな時の人間は無力です。ただただ硬直して揺れの収まるのを待つのみ。だが揺れは意外と早く鎮まった。家の中を見渡すと、さほどの被害もなく家族の無事も確認できたので雨の中職場へ車を飛ばす。

到着後、警備会社に電話しても呼び出し音が空しく鳴るばかり。職場ではパソコンのモニターが一台落下し、エレベーターが止まっているほかは、さほどの被害はないようだ。一通りチェックし時計を見ると午前6時30分。

再び家に帰る気にもならず、デスクでいつものとおりの仕事を始めていると、続々と皆が出勤してきた。そしていつもと変わらぬ日常が始まる。

この地震の規模はM6.6。結局M8以上と予期されている東海地震ではなかった。

今日は16世紀イタリアの作曲家ジョバンニ・ガブリエリを聴く。


P1010733 P1010732 ガブリエリの録音には、60年代後半のフィラデルフィア管、シカゴ響、クリーヴランド管にのメンバーによる夢のような演奏もあるけれど、今日はNAXOSのCDでロンドン響の金管セクションによるもの。

単純明快なガブリエリの音楽は、どれも同じような曲に聞こえる瞬間もあるが、この底抜けに明るい明朗さとブリティッシュブラスのメロウな響きが疲れた頭に心地よい。

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