ガンバの「時の踊り」
朝夕は多少涼しくなってきた。再び自転車通勤を開始。メタボ解消のためと言えば聞こえは良いがきっかけはバイクの不調。
昨日の朝、家を出ようとポンコツバイクにまたがりキックしたところプスプスプス・・スーゥ・・エンジンがかからない。何度やってもダメ。
プラグの不調その他いろいろ原因は考えられるけれども、ムキになって何度も蹴っているうちに気がつくと20分近くが経過して遅刻の恐れも出てきた。
車ではもう間に合わない時間だ。そこでやむなく自転車に飛び乗り裏道を抜けながら職場まで急行するはめに。
汗びっしょりになりながら職場に着くと「自転車ですか。健康にいいですよね。」と声をかける守衛さんに引きつった笑顔を見せながら、階段を駆け上がる。
夜は久しぶりにオケの練習に参加する。会場の小ホールに着くとプロコフィエフの練習がはじまっていた。
盆明けの練習はいつも出席率がよくないが、今回はホルンが自分を含めて二名のみ。指揮者のF氏のホルンを見る目も冷ややかだ。
休み明けは全体のアンサンブルもゆるみがち。これは喝が必要。
自転車のペダルの踏み込み過ぎかもしれぬが、今月の始めにバイクで転倒した傷の経過が思わしくなく、今日は午前中に近所の整形外科に行かせてもらう。
病院に着くと待合室には治療を待つ人々が数十人。さながら日帰り温泉の休憩室の如くご年配の方が大多数でその話し声も尋常でない雰囲気。
ゲンナリしながら片隅で持参した文庫本を読みながら順番を待っていると、お年寄りの話し声の合間に病院が流すBGMが耳に入ってきた。
「はて?」と耳を澄ますと、昨晩練習したばかりの「時の踊り」だった。自分としては苦手な曲なので読書に集中。
夜は修学旅行に行った娘が京都から帰ってきた。さすがにバスでの往復は疲れた様子。 今日は再び「時の踊り」を聴く。演奏は9歳で指揮デビューして天才少年と騒がれたピエロ・ガンバの二十台の演奏。オケはロンドン響の英デッカ原盤の国内盤LP.
速めのテンポで颯爽とオケをドライヴし、適度な色気の漂う歌わせ方と楽想の切れ目の微妙な間も絶妙だ。
現在カナダやウルグアイあたりで活動しているらしいガンバは、天才も二十歳過ぎれば只の人の典型のような人と言われている、この演奏は非常に良いと思う。
YouTube はコペンハーゲンでのP.ガンバ。映像があるとは思わなかった。
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