« フィンジのエクローグ | トップページ | ガンバの「時の踊り」 »

2009年8月19日 (水)

カラヤンのショスタコーヴィチ、モスクワライヴ

新型インフルエンザが大流行の兆し。今日は新型インフルエンザ発生のために5月から延期となっていた下の娘の修学旅行出発の日。

結局新幹線の手配がつかず、バスで京都まで行くはめになってしまった。早朝5時30分の集合ということで、5時前起床。娘を集合場所に送っていく。
先日の地震が一週間遅ければ、東名の崩落でまた影響を受けるところだった。

昨日、職場にその娘から電話が入り受話器の向こうでしきりに泣きじゃくっている。何事かと聞いてみると、学校内の合唱コンクールのピアノ伴奏者を落とされたとのことらしい。

「なーんだ」と思ったが、1年のときから毎年ピアノ伴奏をやっていたので本人は真剣。昨年は伴奏者賞も取ったりしたので自信があったのだろう。

決定するのは吹奏楽部の顧問もやっている学校の音楽教師。
結果は謙虚に受けとめなければならぬが、落ちた理由が「音量が小さかったから」ということを聞いてちょっと考え込んでしまった。

前日の夜に自分がちょいと見てやった時、娘から「合唱の伴奏だからあまり出過ぎないように弱音ペダルを時々使ってみようと思う。」と聞かされていたからだ。

テクニックと音色は中学生にしてはそこそこだと思っていたので(親ばかデス)、どうもこのことが裏目に出たようだ。
決まった子の演奏を聴いていないとはいえ、どうも釈然としない気分。まぁ夜にクラス担任からフォローの電話があったのが唯一の救い。


P1010743 今日はカラヤンのショスタコーヴィチを聴く。
交響曲第10番、1969年のモスクワでのライヴで、作曲者臨席の場での演奏だという。
手持ちはソ連メロディアのLPで、このLPからの板起こしのCDも出ていた。

カラヤンのショスタコーヴィチはこの第10番しかない。しかも1966年と1981年の2度もレコーディングしているので、よほど気に入っていたのだろう。

炎のごとく突っ走る怒涛の凄演。これほど興奮状態のカラヤンも珍しい。鉄壁のアンサンブルと強靭な響きで聞かせるベルリンフィルも何かに憑かれたような凄まじさだ。

P1010744 ついでに1966年のスタジオ録音も聴いてみた。スタジオ録音とライヴでは全く別の顔を使い分けていたカラヤンが聴ける。こちらも名演。

YouTube はドウダメル指揮シモンボリーバルユースオケのショスタコーヴィッチ交響曲第10番。2007年プロムスでの記録

|

« フィンジのエクローグ | トップページ | ガンバの「時の踊り」 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« フィンジのエクローグ | トップページ | ガンバの「時の踊り」 »