ルモールテルのプロコフィエフ
10月も半ばを過ぎ、バイクで通勤していると肌寒く感じる今日この頃。今朝、職場到着直後に突然足が攣ってしまった。足が冷えたのか知らん。おかげで足を引き摺りながらオフィスに入る。
昨年度進めていた大きなプロジェクトの上半期の結果が今日出来上がり、当初予想を大きく上回る結果にホクホク。
完結がこれから十数年後という気の長い事業だが、これで目処がつきひとまず安心だ。
昨日は明日に迫った「沼響友の会コンサート」の最後の練習日。
今回はホルンセクションの出席率が悪く不安が残るため、練習前に急遽ホルンだけのパート練習をおこなうことになった。時間もないので要点だけをチェックして30分程度でおしまい。
続くゲネプロは大きな破綻もなく過ぎていく。自分は前半が降り番なのでしばし客席で観戦する。
モーツァルトの交響曲第40番は、沼響第一回定演に取り上げた思い出の曲。当たり前のことだが25年前のレベルよりもはるかに上だ。
多少の安心感と仕事の疲れもあり、第2楽章途中で眠り込んでしまった。
続く後半はプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」からモンタギュー家とキャピレット家に始まり、「時の踊り」「金と銀」「天国と地獄」といった軽い曲が続く。
しばらく練習に来ない間に、皆かなり水準を上げていた。
気になったホルンセクションもそれなりの経験者ばかりなので、しだいにまとまっていくのが良くわかる。これで本番は楽しめそうだ。
そして今日はプロコフィエフ。
「ロメオとジュリエット」をラインスドルフの2種の演奏で聴く。
一枚はロスアンゼルスフィルを振ったシェフィールドのダイレクトカッティングLPで、もう一枚はボストン響とのLP.
両曲ともラインスドルフは組曲ではなく、全曲から抜粋してほぼ筋書き順に演奏している。
ロスアンゼルスフィルの練れた壮大な演奏も良いが、ボストン響との演奏により完成度の高さを感じた。 そしてもう一枚は、ベルギーの指揮者ルモールテルがセントルイス響を振ったプロコフィエフの「スキタイ組曲」。
手持ちは日本コロンビアのLP.4管編成に8本のホルン、アルトトランペット、ソプラニーノトランペット(どんな楽器だろう?)などの楽器指定のある巨大編成の大曲。
こちらはシャープで切れの良いスピード感と、クールな叙情を秘めた大変な名演だ。
「春の祭典」を彷彿させる「魔神チェルノボクと悪鬼の踊り」の迫真の演奏には興奮させられた。
Youtube はヒラリー・ハーンの弾くプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第一番。沼響でもやった思い出の名曲だ。
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