チェコフィル八重奏団
台風18号は上陸後日本列島を縫うように北上、夜には三陸沖を抜けていった。
午後からは台風一過、爽やかに晴れ上がったが、今日は組織外部お偉方の厳しいチェックに晒される嫌な一日。
当初わが部署は午後開始予定だったのだが、前の前の部署が大ブレーキ。夕方の5時に経っても目処が立たず、このままでは深夜に及ぶこと必至だったのだが、結局明日の朝に再開ということになった。 というわけで、今日のチェコフィル八重奏団演奏会は何とか行けることになった。怪我の功名
これは沼津法人会が無料で開催している税を知る週間の入場無料のチャリティコンサート。http://
毎年ありがたいことです。
会場は満席、市長さんをはじめ沼津の経済界のお偉方集合の沼響の演奏会とはちょっと異なる雰囲気だ。
演奏会の前に挨拶やら目録贈呈やらのセレモニーがあり、続いて「楽章の合間に拍手をしないように」という会場アナウンス。
曲はアイネクライネに始まり、ユモレスク、モルダウ、新世界から、カルメン、花のワルツなどクラシックの超有名曲のアレンジ物が中心。
その中にR.シュトラウス(ハーゼネール編)「もう一人のティルオイレンシュピーゲル」、ロッシーニのチェロとコントラバスのための二重奏曲といった曲があるのがありがたい。
クラシック入門者向けの親しみやすい曲ばかりだが、このような曲をチェコフィルの首席奏者たちのような名手で聞けるのは、贅沢な楽しみなのかもしれない。
演奏はさすがにうまい。
最初の「アイネクライネ」が意外と不調でアレ?と思ったが旅の疲れが出たのだろうか。直前まで北海道の地方都市を巡回していたようだ。
次のR.シュトラウスからは立ち直り、ロッシーニでは見事な名人芸を披露。特にチェロのフランティシェク・ホストは傑出。
お国物のユモレスクではホロリと来ましたね。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」ではチェコフィル独特の黒く濡れたような響きのホルンとクラリネットの音色を堪能。
アンコールは、「浜辺の歌」と「フニクラ・フニクラ」。
しばし仕事の疲れを忘れました。
また来年もお願いします。沼津法人会様。
Youtube は、パールマンとヨーヨーマによる「ユモレスク」
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