チェリビダッケのシューベルト
今年の我が家は娘たちがダブル受験なのだが、どうも緊張感に欠ける娘たち。二人ともどうやら楽勝で入れると思っているらしい。
さほど簡単に入れるとも思えないのだが・・・・心配しているのは親ばかり。 今日も昨日に続きシューベルト。
聴いたのはチェリビダッケ指揮ミュンヘンフィルの1994年ライヴEMI正規発売盤で、数年前に購入して未聴なままの巨大なBOXセットの一枚。
曲は天国的な長さと言われる交響曲第9番。新全集版では第8番だがどうしても第9番のイメージが強い。このチェリビダッケの演奏は旧版使用で、ディミヌエンドの扱いなど、昨今の演奏とは細部で異なる。
この演奏は、チェリビダッケの他の演奏同様、ユックリズム横溢の肥大化したシューベルトと思いきや、意外と長大さは感じない。
リピートなしで演奏時間ほぼ一時間という長さは、この曲では長い方だが、細部まで入念に磨き上げられた響きと、停滞感のない音楽の流れで冗長さを感じさせないのはチェリビダッケの偉大さだろう。
Youtube はホロヴィッツの弾くシューベルト、「楽興の時第3番」
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